東経大生、オムロンで販売促進策をプレゼン-産学連携企画で

オムロンでプレゼンテーションする学生の様子

オムロンでプレゼンテーションする学生の様子

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 東京経済大学(国分寺市南町1)経営学部の学生らが5月28日、オムロンヘルスケア(京都市下京区)が発売する「ねむり時間計」の販売促進策をプレゼンテーションした。

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 今回プレゼンテーションしたのは本藤貴康同大学教授のゼミで流通マーケティングを学ぶ学生たち。同社との産学連携企画で、今回が1回目。同ゼミではこれまで企業との商品開発やプロモーションの実績があり、企業とのコラボレーションを基本とした実践的なテーマの下で学ぶ。

 同製品は、枕元に置いて就寝すると寝具の動きを検知し、寝ついた時刻から起床までの睡眠時間を測定する機能や、アラームをセットした時刻の30分前の寝具の動きから起きやすいタイミングでアラームを鳴らす機能を内蔵する。

 今回は、同製品に関する資料やデータ、顧客ごとの買い物行動を踏まえた最新購買データを基にした販売促進策を4つのグループがそれぞれまとめ、同社に直接提案。「乳幼児の成長における睡眠の重要性に着目し新規顧客層の獲得を狙う」提案を行ったグループが、今回の最優秀賞を獲得。同社は学生らしい発想やその実現性などを認めた上で、「限られた情報の中でのしっかりとした提案とプレゼンターの学生が堂々と発表していた」と評価。今回、発表した販売促進の企画やアイデアは同社で検討後、店頭などで実際に行われることもあるという。

 次回のプレゼンテーションは夏ごろを予定。プレゼンターの学生は「本藤教授からプレゼンテーションでは『相手に自分の情熱を伝えなさい』と指導を受けている。人前で話す技術をさらに磨いていきたい」と意欲を見せる。

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