立川のブドウ畑でジャズライブ-農業・アートの活性化目指す「アート・イン・ファーム」

「アート・イン・ファーム」

「アート・イン・ファーム」

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 立川市内の井上葡萄園(立川市富士見町3)で10 月5日・6日、「秋の葡萄畑のバイオリンコンサート 北床宗太郎バンドwith ART in FARM」が開催される。主催はアート・イン・ファーム実行委員会。

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 「アート・イン・ファーム」は2007年に景観デザイナーで兼業農家でもある井上洋司さんが、造形作家らと始めた運動。アートを通じて、都市空間の一部としての農地の存在意義を知ってもらい、農業とアート双方の活性化につなげるのが目的。

 「都市農地の価値を生産性や効率だけで考えれば、農地を守っていくことに消極的ならざるを得ないのが現状。だからこそ『農地を数字だけで捉えない』という思いがある。東京に残っている農地はあまり知られていないが、意外に近くに畑はあり、その畑を日々耕している農家の方がいる。そのおかげで、都会の中に安らげる風景、自然や生態系が残っているということを見過ごしがち。農地が与えてくれる『数字で測れない豊かさ』を表すために、人の心を引き付けるアートを媒介に、今回は畑に舞台・劇場としての価値を付加していきたいと考えている」と井上さん。

 当日は収穫前のブドウ畑でジャズバイオリニスト北床宗太郎さんのバンドによるライブ演奏と、地元野菜を使った料理や果物のカクテルなどが提供される。会場には「まちばの学校」の受講生による空間アートも施される。

 「秋の夜、エンマコオロギの鳴き声と野菜のカクテル、ちょっとしたおつまみを楽しみながら心地よいジャズバイオリンのコンサートで非日常空間を味わってもらえたら」

 開場は、5日=16時30分~、6日=17時~。参加費はおつまみ・飲み物付きで2,500円(要予約)。予約方法などはホームページで確認できる。

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