暮らす・働く

国分寺公園でクラフトマルシェ-「あったらいいな」を皆でつくるプロジェクト

第1回のイベントの様子。多くの家族連れでにぎわった

第1回のイベントの様子。多くの家族連れでにぎわった

  • 0

  •  

 都立武蔵国分寺公園 (泉町2)円形広場で「クラフトマルシェ」が5月31日に開かれる。

[広告]

 同イベントは「『あったらいいな』をみんなでつくる公園プロジェクト」の第2弾。同プロジェクトは「公園がもっと魅力的な場所になるために、公園に『あったらいいな』と利用者がワクワクすることを運営側と地域住民が共に考え・つくり・楽しむ」プロジェクト。第1弾は今年3月に行われ、「絵本と公園の日」と題して同公園に200冊の絵本が集まった。

 パークコーディネーターで同公園副所長を務める「西武・武蔵野パートナーズ」の宮奈由貴子さんは、「これまでの公園づくりは、整備・管理・利用者、双方向のやり取りはなかった。私たちはそれぞれの立場の距離を近づけ、利用者の声を新たな整備や管理方法の見直しに結び付けることで公園をさらに活用いただけるようにと考えている。多くの皆さんにとって公園は『誰かが管理しているもの』であって、自分が公園づくりに関われる機会があるという発想がないかと思うが、このプロジェクトは開かれた公園づくりの第一歩を歩み始めていると感じる」と話す。

 今回のテーマはクラフト。掘込和佳さん(焼き物・陶器)や「糸へんのものづくり」の藤井智佳子さん(自然エネルギーで作った自然素材の布小物やウエア)など多摩エリアで活動する約30組が陶器、木工、金工、布工芸などで出店する。「ダンボールフリスビー」(開催時間は10時~・13時~、参加費300円)や「額に絵を描こう」(随時受付・参加費700円)などワークショップも開催。喫茶店「クルミドコーヒー」(泉町3)・珈琲屋台「出茶屋」が出店し、石窯ピザやクレープなども楽しめる「パークカフェ」やバランスボールやフラフープで遊べるコーナーも。

 「公園単体では成し得なかった内容をポテンシャルの高すぎる地域の皆さんのお力添えで実現でき、絵本イベントは本当に盛況だった。このプロジェクトは一緒に企画・運営をしてくださる方とのウィンウィンの関係なしには成り立たず、内輪で楽しむだけでなく公園や利用者に寄与する内容を常に意識している。自分が『あったらいいな』と思っていたことが、武蔵国分寺公園でどんどん実現していると思っていただけるように、どうすれば実現できるかを常に考えている」と宮奈さん。

 開催時間は10時30分~16時。参加無料。雨天中止

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース