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小平グリーンロード沿いの15会場で「灯りまつり」-昨年は4万人が来場

昨年の様子(旭の森)

昨年の様子(旭の森)

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 小平グリーンロード沿いのあじさい公園(美園町1)・天神じゃぶじゃぶ公園(天神町2)など公園や広場15会場で、8月2日、「第9回灯(あか)りまつり」が開かれる。

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 小平市内には、祭りの前夜に行われる宵宮(よみや)や祭礼の際に地口(じくち)あんどん(=歴史上の人物名やことわざ・童謡などを、似た音の言葉にもじり、その言葉を表す絵を描いた灯ろう)を飾る風習がある。時代とともに飾る家が少なくなり、グリーンロードを舞台にこの伝統を再現しようと2006年に同イベントが始まった。

 同イベントは、自治会・青少年対策協議会・商工会・市民団体など40代~70代の市民から成る実行委員会が中心となり企画・運営を行う。参加者は参加申込時に配布する木枠を組み立て、自分の好みの絵を描いたオリジナル灯ろうを会場に持ち寄って飾る。

 毎年、幼児から高齢者まで幅広い世代が参加し、昨年は全15会場で約3400基の灯ろうを出展。約4万人が訪れた。小平市市民生活部産業振興課の高橋晃子さんは「灯りまつりは会場ごとに異なる雰囲気が見どころの一つ。竹林の中に灯りが灯(とも)る会場、野だて(野外のお茶席)を行う会場、池の中にペットボトル灯ろうがたくさん敷き詰められる会場など、会場ごとにそれぞれの趣がある」と魅力を話す。

 6月から7月には、小平市役所で地口絵の展示や昨年の灯りまつりの模様などを展示する「灯ろう展示会」が開かれ、7月には中央公民館(小川町1)などで灯ろうの工作教室が開かれた。高橋さんは「展示会、工作教室は灯りまつり前のイベントとして定着している。展示会を見て灯りまつりにご参加いただく方や、親子で工作教室に参加し灯ろうを作るご家族もいる。皆さん、当日を楽しみにされている様子だった」と話す。

 実行委員長の山田まゆみさんは「老若男女問わない市民参加型の『灯りまつり』は、小平の夏の風物詩としてすっかり定着した。市の職員と連携を図り、運営に関わってきた有志の市民の力がここまでの規模に拡大・浸透させてきたと感じている。わが故郷が誇る『灯りまつり』で、今年も地元小平の夏を盛り上げていきたい。市外からもお越しいただき、夏の夜を彩る灯りの祭典で心癒やされる幻想的なひと時をお過ごしいただければ」と来場を呼び掛ける。

 午後6時30分~午後9時、雨天中止。詳細はホームページで確認できる

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