携帯が鍵になるロッカーを9駅に導入-多摩都市モノレール

ロッカーの大きさは4サイズ

ロッカーの大きさは4サイズ

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 多摩都市モノレール(立川市泉町)は昨年12月17日より、セキュリティーロッカーシステム「クロスキューブ」を路線内9駅に順次設置した。

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 同システムは、遠隔ID認証システムの開発、レンタルトランクルームの開発・販売などを手がけるエックスキューブ(中央区)が開発した物流中継セキュリティボックスで、携帯電話やICカード(Suika、PASMO)が鍵となり、ID照合を行うロッカーシステム。ロッカーの液晶画面の指示に従い携帯やICカードを使って操作すると、コンピューターがその情報を読み取り、使った携帯やICカードがそのままロッカーのキーとなるため、キーを持ち歩く必要がなく、キー紛失の不安も解消される。

 機能は、通常のコインロッカーと同様の「一時預かりサービス」、荷物を相手に届ける「パスサービス」、出張先や旅先に手ぶらで行ける「ポーターサービス」、日本郵政グループ郵便事業と提携し自宅のポスト代わりになる「ポストキューブサービス」、「私書箱サービス」などがある。ロッカーの各ボックスは、特大・大・中・小の4サイズがあり、各サイズ共通の奥行きは57センチ、幅は33センチで、高さは、特大=72センチ、大=41センチ、中=24センチ、小=12センチ。

 現在、北海道から沖縄までの鉄道各線の主要駅や、大型ショッピングセンターなどに設置されており、都内では、多摩都市モノレールのほかJR、都営地下鉄、京王電鉄、小田急電鉄、ゆりかもめなどが導入している。

 多摩都市モノレールでは、立川北、立川南、高松、玉川上水、上北台、柴崎体育館、高幡不動、中央大学・明星大学、松が谷の9駅に設置。現在は、「一時荷物預かりサービス」と「パスサービス」のみの展開となっている。

 同社企画課では「このシステムは、単なる荷物預かりという枠にとどまらず、自宅のポスト代わりになったり荷物を届けたりと、用途が幅広い。お客様へのより一層のサービスの向上を目指して導入した。まだ導入間もないので展開しているサービスは限られているが、今後はサービスの拡大も検討していきたい」と話している。

多摩都市モノレール

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