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武蔵美で学生によるガラス作品の展覧会 「たまゆら~光を内包するガラス~」

中間講評の様子

中間講評の様子

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 武蔵野美術大学(小平市小川町1)で6月13日から、展覧会「たまゆら~光を内包するガラス~」が開催される。

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 同大学工芸工業デザイン学科クラフトコースガラス専攻の学生と、芸術文化学科の学生によるガラス作品の展覧会企画プロジェクト「Glass×Geibun Project」により開かれる同展。ガラス専攻の学生が作品を制作し、芸術文化学科の学生は作家のサポートと展覧会の企画・運営を担当。展覧会に連動して、展覧会を盛り上げ、鑑賞者の学びを深めるための教育プログラムやイベントも展開していく。

 3年目となる今年は、工芸工業デザイン学科の大村俊二教授と芸術文化学科の杉浦幸子教授の指導の下、ガラス専攻の4年生 8人と芸術文化学科の3年生25人が同プロジェクトに取り組んだ。

 期間中は「光を内包するガラス」を共通テーマに、ガラス専攻の学生が「それぞれが考える光とガラスの関係から膨らませたイメージを、ガラスの持つ性質や魅力を探究しつつ表現した作品」を展示。会場では照明を落とし、「作品が暗闇の中で光り輝く姿を楽しめるよう」工夫を凝らした。

 「作家たちは、ガラスを通して光をどう反射させるのか、どのように光が漏れるのかなど、さまざまな実験をして作品を制作している。会場を暗くすることで、その細かなこだわりが際立ち、鑑賞している方はより作品に集中できるようになっていると思う」と芸術文化学科3年生の滝口史子さん。

 同3年生の岩田実貴さんは「多くの方にご覧いただきたいが、特にわれわれと同じように何かを作ったり描いたりするのが好きな方に来ていただきたい。作るだけではなく、人に見せてみようかな、どんな風に見せようかなと考えるきっかけになれば」と呼び掛ける。

 指導に当たる芸術文化学科の杉浦幸子教授は「学生には、この展覧会を行うことを通して、失敗を恐れず、やりたいという気持ちをまず大切にし、その上で自分の思いと現実をすり合わせ、できるだけ大きな成果を得ることを体験してほしい。ガラス専攻の学生と芸術文化学科の学生の出会いから、どういった展覧会が生まれるのか、私自身がとても楽しみ」と期待を寄せる。

 期間中、トークイベントやワークショップなども予定。詳細はフェイスブックページで公開していく。

 開催時間は10時~18時30分(最終日は16時まで)。入場無料。今月19日まで。

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