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都立多摩図書館で「子ども時代の読書や本の持つ力」テーマに移転記念講演会

講師の清水眞砂子さん(田中史彦さん撮影)

講師の清水眞砂子さん(田中史彦さん撮影)

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 東京都立多摩図書館(国分寺市泉町2)で2月12日、児童文学者で翻訳家の清水眞砂子さんの講演会「本の力、子供の力-”心の豊かさ“って何だろう?」が開かれる。

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 同講演会は1月29日に移転開館する同館のオープン記念。同館「児童・青少年資料」担当の浅沼さゆ子さんは「移転オープンにあたり、雑誌と児童・青少年資料サービスを専門に行う当館のサービスを周知したいと考えた」と話す。

 講師の清水さんは青山学院女子短期大学名誉教授で、「ゲド戦記」や「めざめれば魔女」など児童文学作品の翻訳者として知られるほか「子どもの本のまなざし」や「大人になるっておもしろい?」など児童文学の魅力や子どもの持つ力についての評論でも活躍する。

 浅沼さんは「今回のテーマには、大人が子どもの読書への理解を深めるきっかけになればという思いと、学校や図書館・地域などで子どもの読書活動に携わる方々の応援になればという思いを込めた。清水先生は児童文学や読書に関する著作を多く書かれ、優れた児童文学の翻訳者でもある。先生の著書を読み、子どもの読書や心理について造詣が深い先生にぜひ講演を行っていただきたいと考えた」とも。当日は清水さんの著作や翻訳を手掛けた本、著作で紹介する本も展示する。

 講演会終了後、希望者(45人限定、多数の場合は抽選)にバックヤードツアーも行う。「普段利用者の方が入ることのできない書庫の中、書庫に収蔵している貴重な児童書などをご覧いただける」と浅沼さん。

 「『本を読むと心が豊かになる』ということはどのようなことなのか、子どもが本から受け取る喜びについて、清水眞砂子さんと共に考えていただければ」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は14時~16時(開場13時30分)。参加無料。申し込みは往復はがきで受け付ける。定員150人(多数の場合は抽選)。申し込みは今月20日まで(消印有効)。

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