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国分寺に「胡桃堂喫茶店」 西国分寺・クルミドコーヒーが新店、書店としての利用も

「胡桃堂喫茶店」外観

「胡桃堂喫茶店」外観

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 国分寺駅北口に3月27日、「胡桃堂喫茶店」(国分寺市本町2)がオープンした。運営は西国分寺の喫茶店「クルミドコーヒー」(泉町3)を運営する「フェスティナレンテ」(同)。

店内(2階)の様子

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 同店が設計に携わり建て替えた2階建てで、内装はスタッフや客など約40人のボランティアも参加し、2カ月半かけて仕上げた。壁には七宝などの和紙を手作業で貼り付け、入り口付近は「街の縁側」をイメージした土間スペースに。計150.39平方メートル。席数は47席。テーブルごとに異なるイギリスアンティークの机と椅子のほか、仙台箪笥(たんす)など日本の伝統的な家具もしつらえる。

 同店店主で同社の影山知明さんは「丁寧な仕事をされたものを求めると自然と古いものになる。洋の東西を超えていいものを選ぶと70~80年前の同時代のものがそろう」と話す。全体を通じて『由来のある』がテーマ。「僕らならでは、国分寺ならでは、日本ならではを大事にしていきたい。昔に戻ろうというのではなく、お客さまに喜んでいただけるようにいいものを取り込みながら、いいバランスを見つけていきたい」とも。

 メニューは、端午の節句や七夕などの暦に合わせて季節の到来や節目を祝う「ハレの日」と日常を心安らかに味わう「ケの日」として、内容を変えた御膳を用意する。「日本の伝統的な食文化は改めて考えるとぜいたく。店を作りながら足元にある大事なものに気づかせてもらっている」と影山さん。

 「ハンドドリップ珈琲」(各750円)や「日本茶」(700円)、「凍頂烏龍茶」(900円)のほか、紅茶や果汁も。多くのデザートに使われるあずきは無農薬の豆を農家から仕入れ、スタッフがより分ける。「春のお菓子」として現在提供中のデザートは「胡桃堂最中」(300円)や人気の「胡桃堂ナッツタルト」(500円)など(価格は全て税別)。

 店内には「胡桃堂書店」として1000冊を陳列できる本棚を備え、「50年、100年読み継がれてほしい」新刊を扱うほか、「まちの人が愛してきた本を、次の人へと読みつなぐ仲立ちとなるような」古本の委託販売を行う。テーマに沿った出品会も定期的に予定する。これまでも「クルミド出版」の屋号で5冊の書籍、3冊の雑誌などを発行する同社。新たに「胡桃堂文庫」として、製本も自ら手掛ける本の発行を月に一度、予定する。「店内でスタッフが作ったできたての本が並ぶのもカフェならでは」と影山さん。

 「スタッフとお客さんの境界をあいまいに」とする同店。「自ら輝くことと、周りから照らされて輝くことの両方が大事」との思いを込めて、ロゴは月とそれを囲む7つの星。今後、製本やあずきの選別、絵など手仕事にまつわるワークショップに加え、「胡桃堂学問所」として自分なりの問題意識を持ったテーマについて話し、学び合う場も予定する。2階を仕事場として利用し、パートナーとして場を一緒につくっていく「工房メンバー」の募集も。

 営業時間は8時~19時。木曜定休。

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