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多摩モノレールに銭湯をPRするポスター 立川の小学生が制作

全員で記念撮影

全員で記念撮影

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 立川市立第六小学校(立川市羽衣町2)の4年生が作った銭湯をPRする車内広告ポスターが3月2日から、多摩モノレールの車内で掲出されている。

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 同校の「立川市民科」の授業で3年生の時から地域の銭湯をテーマに学習してきた児童たちの発案により作成された同ポスター。立川市と市民団体「ウドラ夢たち基金」が連携・協力し、子どもたちからの「提案」を募り、実現にかかる費用を同基金が支援する取り組み「こどもとおとなのはなしあい in 市議会議場」での提案が実り、ポスターの制作が実現したという。

 「多くの人に銭湯に興味を持ち、足を運んでほしい」という思いを込め作成した。デザインやキャッチコピー、銭湯の魅力を伝える文章などは児童が担当し、ポスターに描かれた絵は児童らが考えた「富士山」と「桜」の絵を元に、授業を通じて知り合った銭湯絵師の丸山清人さんに描いてもらった。現在、車内広告として多摩モノレールの全車両に1枚ずつ、掲出されている。

 3月12日には、同校で4年生46人によるお披露目会が開かれた。「富士山ホタルモノレールお披露目会」と題した同会では、3年生の時から学習してきた銭湯と4年生から学習を始めたホタルについて学んだことを写真や歌、ダンスなども交えながら披露した。

 丸山さんをはじめ同授業に力を貸した関係者をゲストとして招待し、児童らが感謝の言葉と共に手紙を渡す場面も。ポスターの制作については、昨年9月の提案時には同基金からの支援が見送られたが、計画を練り直し、その後得た再交渉の場で支援が決定した経緯がある。児童からの感謝の言葉に対し、同基金の清水浩代代表は「みんなの本気に大人が動かされたということ。基金の資金はいろいろな人が寄付してくれたもの。そのお金でみんなの夢を応援できたことをうれしく思う。みんなよく頑張りました」と健闘をたたえた。

 同会を手掛けた4年生の児童からは「お披露目会が大成功してよかった」(女子児童)、「モノレールに乗ってポスターを探してみてほしい」(男子児童)、「このお披露目会がプロジェクトの集大成。協力してくれた大人の人に感謝の気持ちを伝えることができてよかった」(男子児童)などの声が聞かれた。最後に全員で記念撮影を行い、お披露目会は終了した。

 多摩モノレールへのポスター掲出は4月30日まで。多摩モノレール駅構内(立川北駅・高松駅・泉体育館駅・砂川七番駅)で取り組みを紹介する展示も行う。

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