恐怖がテーマの「超短編」小説58編を所収-創英社が刊行

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 創英社(立川市若葉町1)は6月25日、ウェブサイト「超短編-500文字の心臓」選者の一人タカスギシンタロさんが監修する書籍「超短編の世界」を発行した。同社は、500字~800字程度の短編小説(=超短編)を公募するなど、以前より短編小説に力を入れてきた。

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 同書のテーマは「恐怖」。「カラダ」「ココロ」「セカイ」のカテゴリでそれぞれの恐怖を描く。巻頭特別企画として劇団「空間ゼリー」を主宰する劇作家の坪田文さん、日本ホラー小説大賞・短編賞を受賞した森山東さん、松本楽志さん、たなかなつみさん、赤井都さん、峯岸可弥さんなど、同社が今後の活躍を期待する作家陣が執筆。そのほかタカスギさんが同サイトよりセレクトした作品や公募で集めた作品を合わせて58編を収める。カバーイラストは西岡千晶さんが担当。「今後もテーマを変えて年1回くらい超短編集を作成したい」(同社)とも。

 同社編集者は「超短編は小説と言うより詩に近い文章も多く、たった一行で表現してしまうこともある。分量や形式にとらわれない自由さがあり、読み手が想像力を働かせて読むことができる。どなたでも読みやすい内容になっているので、気軽に手に取ってほしい。特に『文章で何かを表現したい』と思っている人にとって文章を書き始めるきっかけとなれば」と話す。

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