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昭島のブックカフェがクラウドファンディング テレワークプランなど

ブックカフェ「マルベリーフィールド」店主の勝澤光さん

ブックカフェ「マルベリーフィールド」店主の勝澤光さん

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 JR青梅線中神駅前のブックカフェ「マルベリーフィールド」(昭島市中神町、TEL 042-544-3746)が現在、クラウドファンディングを行っている。

レンタルスペースのチラシ・コワーキングスペースとして利用可能

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 店主の勝澤光さんは、1975(昭和50)年創業の「かつざわ書店」を2008(平成20)年に父から引き継ぎ、2013(平成25)年にブックカフェとしてリニューアル。店内では、新刊を含む書籍を楽しみながらコーヒーやサンドイッチ・パスタなどの軽食が楽しめるほか、2019年にオープンした地階のレンタルスペース「ギャラリーM」では、個展やワークショップを開いている。

 「マルベリー満喫プログラム」と題した今回のクラウドファンディングでは、「お礼メール&ロゴ入りオリジナルバッグ」(3,000円)と「ランチセットチケット3枚&レンタルスペース利用券5枚」(1万円)の2コースを用意。「レンタルスペース利用券」は同店で行っているテレワーク向けのプランで、「ギャラリーM」を1日3組限定でフリーWi-Fiのコワーキングスペースとして利用できる。

 プロジェクトは、クラウドファンディングサイト「READYFOR」の「飲食店応援プログラム」を利用。「2度目の緊急事態宣言を迎え、寒くなって前回と比べテークアウト需要も少なくなった。当店のサービスを知っていただきながら未来への挑戦につなげたいという思いで、クラウドファンディングに踏み切った」と言う。

 「ブックカフェやワークショップを運営する中で、世の中は便利になっているはずなのに、心の充足感を得られずに将来への不安やストレスを感じるように思った。そのような中でコロナ禍に突入し、窮屈な生活を余儀なくされ、テレワークなど便利なサービスも増えている反面、リアルな交流の場や、時には便利な世の中からあえて離れる『おひとりさま時間』などの大切さを改めて感じた」とも。

 「現在、コロナ後の新しい生活の形を見据えて、ECサイトの構築やイベントで活躍できる『移動ブックカフェカー』に取り組んでいる。とはいうものの、今を乗り切らなければ、その先につなげることができない。これからも『街の書店』が『街のコミュニティーと知の畑』の役割を果たしながら、『新時代の街のブックカフェ』として進化できるよう賛同いただければ」と支援を呼び掛ける。

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