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昭島の市民交流施設にマルベリーフィールドの姉妹店「ル・リーブル」

「ル・リーブル」店主の高田さんと代表の勝澤光さん、スタッフのみなさん

「ル・リーブル」店主の高田さんと代表の勝澤光さん、スタッフのみなさん

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 「Le Livre(カフェ ル・リーブル)」(昭島市玉川町4)が12月1日、市民交流施設「イーストテラス サブスリー」1階にオープンした。運営は、JR中神駅前の「ブックカフェ・マルベリーフィールド」(中神町)を手がける勝澤光さん。同店が、「街の書店の新しいカタチ」を提案する。

「ル・リーブル」店内

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   ル・リーブルは店内に20席を設け、木調の空間に、スタッフが選んだ絵本や料理本、暮らしの本など多彩なジャンルの書籍が本棚やテーブルに並ぶ。マルベリーフィールドで人気のサンドイッチプレートやパウンドケーキのほか、スパイスから仕込んだカレーや手作りの総菜プレートもそろえる。

 併せて、施設内の市民図書館分館と連携し、図書館で人気の本をカフェで新刊購入できる仕組みづくりのほか、司書が選ぶ「季節の一冊フェア」、施設内の貸しスペースを活用した朗読劇なども企画。季節ごとの選書展示や読書会、ミニワークショップ、著者を招いたトークイベントなどを通じて、「本をきっかけに人がつながる場所」を目指す。

 メニューは、「ブレンドコーヒー」「ホットティー」「カモミールティー」(以上480円)、「日替わりランチプレート」(1,300円)、「やわらかチキンのスパイスカレー」(1,200円)、「カツサンド」(700円)、「キッズプレート」「季節のフルーツサンド」(680円)、「チーズケーキ」「アップルパイ」(500円)など。9時~11時はドリンクに無料でトーストを付ける。

 店長の髙田永さんは「保育園で調理をしていた経験もあり、素材と手作りにこだわって、小さな子どもから年配の方まで毎日来ても飽きないメニューをそろえた」と話す。昭島生まれ、昭島育ちの高田さん。「この施設は、かつて両親が結婚式を挙げた思い出の場所。生まれ育った街で、世代を問わず気軽に立ち寄ってもらえる、地域に生かされる場にしていけたら」とも。

 代表の勝澤さんは、1975(昭和50)年創業の「かつざわ書店」を2008(平成20)年に父から引き継ぎ、2013(平成25)年にブックカフェへ業態変更。カフェを拠点にイベントを展開するなど、地域のつながりを育ててきた。勝澤さんは「昭島の街で本に触れる場所を守り続けてきた歴史と、カフェで育んだコミュニティー文化を、ル・リーブルという新しい場につなげていきたい。街の書店の新しい姿を形にしていければ」と意気込む。

 営業時間は9時~18時。12月中は月曜定休。

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