国立のヤクルト中央研究所に「食品研究棟」-「森の中の研究所」目指す

完成したヤクルトの新研究棟

完成したヤクルトの新研究棟

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 ヤクルト本社(港区)は6月29日、中央研究所(国立市谷保)に新しく「食品研究棟」を完成させた。

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 今回完成した「食品研究棟」は、食品素材から商品化までの一貫した研究開発機能と商品発売後のフォローや同社国内外工場への技術支援機能を担う。「他社の研究室では対応できないプロジェクト課題などにも機動的に取り組むことができるので、研究開発のスピードアップと商品開発力の強化を図り、より一層、品質・安全性保証を重視した研究活動を行っていく」(同社広報室の大森さん)。

 同棟新築に際して植栽工事も実施し、近隣の自然と調和する「森の中の研究所」を目指す。6月30日には、「地域の方々にヤクルトの企業内容、取り組み姿勢を見て、知ってほしい」(同)と、地域住民への新棟お披露目会を行い、普段は一般住民が立ち入ることのできない研究棟を開放した。

 一連の工事終了は2010年3月を予定し、総費用は約92億円を見込む。「今回完成した新棟をはじめとした当社の施設が、国立にあるもともとの自然や古民家とうまく溶け込み、よりヤクルトを身近に感じていただければ」(同)とも。

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