全日本津軽三味線チャンピオン、国立で教室開く-ファンからの要望受け

全日本津軽三味線チャンピオンの廣原武美さん。

全日本津軽三味線チャンピオンの廣原武美さん。

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 全日本津軽三味線チャンピオンがこの春、国立市内に開いた「津軽三味線教室」が話題を呼んでいる。会場は、富士見台第一集会所(国立市富士見台1)を使う。

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 教室を開いた廣原武美さんは、1977(昭和52)年茨城県東海村生まれ。6歳から佐々木光儀に師事。14歳で津軽三味線全国大会C級の部優勝、翌年にはB級の部で連続優勝。2000年には外務省主催でロシアで演奏し、2001年には1カ月にわたってドイツ縦断津軽三味線コンサートに出演。2002年全国津軽三味線コンクール大阪大会大賞の部にて初代優勝を果たす。兄弟子の上妻宏光をはじめ、香西かおり、寺内タケシ、宮路オサム、武田双雲など、さまざまなアーティスト、俳優、書道家と共演。今年は新たなユニット石神を結成。他ユニット、雷神、我人でも活動中。

 現在、廣原さんは国立以外にも関東近郊の6カ所で教室を開講しているが、今回は「廣原さんが津軽三味線を演奏する映像を見て、心打たれた現在の生徒の一人から『ぜひ国立で教室を開いてほしい』と要望され、この春に開講した」(教室関係者)という。

 廣原さんは「流派会特有の規約や多額な名取取得制度などに束縛されず、老若男女の皆さんにもっと気軽に三味線に触れてほしい」という思いで指導する。「全日本チャンピオンの指導らしく高等テクニックや簡単な弾き方で上手に聞こえる弾き方など、普通教えてもらえないような技術を指導するのが特徴。廣原さんもまだ30代と若いこともあり、刺激的で元気で開放的な雰囲気の中で楽しく三味線に触れることができる」(同)。

 「津軽三味線は敷居が高いと思われがちだが、和楽器に触れてみたいお子さまやご年配の方にも楽しく気軽に通っていただき、和楽器の良さを体感してほしい。趣味で民謡や歌謡曲を弾いてみたい方、他の教室では学べなかった技術を習得したいという方に足を運んでほしい。廣原さんは洋楽とのセッションも行っているので、三味線と洋楽を組み合わせた演奏方法を知りたい方などの要望にも応えたいと考えている」と話す。「10~70代の方が通っており、初心者の方もたくさん入会している」とも。

 開講日は月2回火曜日。現在決定している練習日は、5月25日、6月1日・15日、7月6日・27日。練習時間は30分。問い合わせは(TEL 090-8807-1905、担当=鳴海さん)まで。

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