国立市内各所で11月1日から、「くにたちフェアトレード週間」が始まり、さまざまなイベントが開催されている。

　一橋大学の学生団体であるフェアトレード推進サークル「ラポンテ」が企画する同イベントは今年で4回目。一橋大学「まちづくり」授業から誕生した同サークルは、国立市内にフェアトレードを普及させるとともに国立の活性化も目指しており、2006年秋から大学生協や市内の自然食品店でのフェアトレード商品の販売、イベント開催などの活動を行っている。

　「フェアトレードは現地生産者への国際協力となるばかりでなく、背景にある国際問題について幅広い世代の方々に考えていただくきっかけを与えることができるという点に大きな意義がある。買い物をするときにフェアトレードという選択肢があるということを考えていただけるよう、身近な所からフェアトレードに親しんでもらいたいと日々活動している」と同サークル代表の登川さん。

　恒例となった国立オリジナルフェアトレードチョコレート「まちチョコ」（180円）の販売は今年も実施。市民から公募したデザインをパッケージにあしらい、限定2,000個を用意。市内の各商店で販売している。

　「マフィンフィールド」「CAFE COURE」などのカフェ数店では、フェアトレード飲料の提供やフェアトレードに関する展示を行う。市内の幼稚園や図書館などでは「フェアトレードに関する紙芝居」を上演。「市内の子どもたちや保護者の方々にもフェアトレードを知っていただく機会を設けるために、自分たちで紙芝居を作成した」。紙芝居は、国立音大付属幼稚園、国立市立中央図書館、商店街で上演する。

　11月30日まで。