国分寺市のひかりプラザ（国分寺市光町１）で11月8日、「ママインターン」のワークショップが行われた。NPO法人「Arrow Arrow」（渋谷区）と国分寺市が協働事業として共催。

　結婚・出産・育児などで離職した女性の再スタートをサポートする同プログラム。参加者は2回のキャリア講座と実践型ワークショップの後、2日間職場体験する。

　プログラム2日目のワークショップのテーマは「自分の強みを『見える化』」すること。「ストレングスカード」を使い、カードの内容が自分らしいかそうでないかに分類していく。さらに自分らしいカードを色別に分類していくと、自分の特質が見えてくるという。「頭の中に漠然とあったことが、言葉になりすっきりした。今後履歴書にも活用できそう」と受講者。その後、職場で活用できる仕事の「見える化」についてのグループワークも。

　職場体験は受講者の希望などにマッチングした市内企業や団体で実施する。「フルタイム以外で仕事を探すとどうしても選択肢が狭くなるが、実は生活を大事にしながらも働くことを受け入れてくれる素敵な団体もある。そんな団体との接点もつくりたい」と共同代表の海野千尋さん。

　受講者からは「職場体験ができるのが大きな魅力」との声が多く、16年間海外生活を送っていたという受講者は「社会的にも地域的にもブランクが大きく、何かを始める一歩にしたい」と語る。

　「再就職に関して思い悩むことが多い中、職場体験によって、今働けるのか働けないのかの見極めができる。そのような自身の選択ができることが大切で、初めの一歩にしていただければ」と海野さん。

　第2期は12月6日・13日・20日。時間は9時30分～12時。職場体験は来年1月中の2日間を予定する。参加費は2,000円。定員20人。託児は2歳以上の未就学児（先着7人まで）。