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立川のシネマシティ、南武線でつながる映画館チネチッタにエールを返す

現在上映中の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」&copy2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

現在上映中の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」©2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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 立川の「シネマシティ」(立川市曙町2)が12月22日、サウンドシステム「LIVE ZOUND」を備える映画館「チネチッタ」(神奈川県川崎市)にエールを返した。

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 開館以来、映画館における「音」にこだわり続け、音響家による調整を行った「極上音響上映」「極上爆音上映」が好評を博している同館。2016年4月には「マッドマックス怒りのデス・ロード」の復活上映に合わせ、大規模なライブなどで使用される大型スピーカー「ラインアレイスピーカー」を導入した。

 今回のエール返しは、同館が「LIVE ZOUND」の企画立ち上げに際してアドバイスをしたチネチッタから贈られたエールに対するもの。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に照準を合わせ準備を進めてきたというチネチッタが、同作の公開に合わせ南武線でつながる「先輩劇場」としてシネマシティにエールを送っていた。

 同館番組担当の椿原敦一郎さんは「チネチッタから、川崎でも独自の音響にこだわるシステムを立ち上げたいと相談いただいたことは非常に光栄だった。劇場の構造の違いや独自性保持の面からもハウツーをそのまま提供することは難しい。何かヒントになるものだけでもという中で、グループ会社のライブハウス『クラブチッタ』に、映画館で応用できるノウハウがあるのではないかと思った。アドバイスとおっしゃっていただいたが、お声掛けできたのはそんなことくらい」と振り返る。

 「その後1年もたたないうちにLIVEサウンド上映システムを立ち上げ、さらに半年後にはラインアレイスピーカーを導入したLIVE ZOUNDにバージョンアップと、チネチッタは見事な進化を遂げられた」とも。

 「全国展開の大手シネコンのような力はない中、映画を見ていただくために独自の魅力をつないでいかなければならないという立場で、チネチッタとシネマシティはよく似ていると思う。順番では当館がラインアレイスピーカーを導入したのは先だったが、偶然にも検討時期が同じだったようなのも巡り合わせを感じる。これからもお互いインスピレーションをもらえる相手でいたいし、いてほしい」とエールを返した。

 同館では、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」公開前日の12月15日夜、音響家による調整を完了。16日から「極上爆音上映」を開始した。「川崎でLIVE ZOUND上映、立川では極上爆音上映で楽しんでいただける。南武線でつながっている両劇場の独自の音響システムで同じ映画を聞き比べるとどう印象が変わるのか。お試しいただくのも一興かも」と椿原さん。

 上映スケジュールはホームページで確認できる。料金は一般=1,800円など。シネマシティズン(有料会員)は平日=1,000円、土曜・日曜・祝日=1,300円など。

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