立川経済新聞

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立川にカレー店「スパイス越境」 「キクマツホンテン」でヤドカリ営業

ロゴマークをはさんで、店主の大森綾子さん・夫の洋平さん

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 立川駅北口に3月5日、カレー店「スパイス越境」(立川市高松町2)がオープンする。

カレー2種合い掛け 副菜付き(1,000円) カレーは週替わり

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 店主の大森綾子さんは立川市在住。ライターとフォトグラファーとして活動する傍ら、料理好きが高じ、コロナ禍でスパイスカレーの魅力にはまり、寝る間を惜しんでスパイスを研究、バラエティーに富んだ独自のカレーを毎食のように作り続けた。「キクマツ ホンテン gallery kitchen」で開かれた友人のアートイベントでの出店をきっかけに、同所を間借りし週3回、カレー店を開くこととなった。

 同所は、「菊松食堂」などを展開する飲食店の1号店で、古民家を改装した居酒屋を現在はギャラリーやレンタルスペースとして貸し出していた。居酒屋のころから利用していた大森さんは、コロナ禍で働き方や生き方を考える中、「仕事を限定することなく、本当に好きなことをやったらいい」と決意。オーナーのツトムさんなど仲間たちの協力の下、夫でミュージシャンの洋平さんと共に開業に踏み切った。

 店名の「越境」は、大森さんの幼少期からのテーマ「ジェンダーや国籍を超えて」から。ロゴマークは、洋平さんのアルバムジャケットを手掛けたデザイナーの真舘嘉浩さんがデザイン。カレーは、中央に土手状に盛られたごはんを「境」に、「酒かすや干しシイタケ、中華や和など食材を限定せず新しいおいしさを追求した」という2種類のカレーを副菜と共に「合い掛け」で盛る。「合い掛けの一皿を、最後は混ぜて食べるとおいしい」。

 メニューは、カレー2種合い掛け 副菜付き(1,000円=週替わり)、チャイ・コーヒー・アルコール類(以上400円)。

 「今後は、地域で10年以上ライターの活動をする中で知り合ったアーティストや地域で活動する人、夫のミュージシャン仲間など、さまざまな人たちがここで出会い、ここから新たなカルチャーが発信され、新しいことが始まるような場所にしたい」と大森さん。「街の人たちがつながりあえる居場所を作っていきたいので、立ち寄っていただければ」と来店を呼び掛ける。

  営業時間は11時30分~なくなり次第終了。営業日は、水曜・木曜・金曜または、木曜・金曜・土曜。インスタグラムで月間予定をお知らせする。

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