立川経済新聞

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立川・富士見町「なないろぱすた」が4周年 自家製手打ちパスタをカウンターで

「NaNairo PasTa(なないろぱすた)」店主の橋爪恵夢(はしづめえむ)さん

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 西立川の「NaNairo PasTa(なないろぱすた)」(立川市富士見町3)が5月5日で4周年を迎える。

本日の気まぐれ「ピンククリームパスタ」

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 同店は、カウンターで提供する手打ち生パスタの専門店。ソースに合わせて、形状や練り込む素材、材料の配合を変えて作るパスタは店主・橋爪恵夢(はしづめえむ)さんの自家製。細めの麺のキタッラ、平打ち麺のタリアテッレ、その倍以上の幅のパッパルデッレなど、それぞれにトマトやイカスミ、バジルを練り込むなど工夫を凝らした手打ち麺を、「パスタにぴったりな」ソースと合わせる。「ソースや具材だけでなく、パスタの形状や素材によって変わる。触感や風味も楽しんで」と橋爪さん。

 メニューは、自家製ソーセージのアラビアータ・バジルカルボナーラ・エビとフレッシュトマトのアーリオ・オーリオ(以上850円)、たらこクリーム・牛スジのラグー(以上880円)、イカスミのパスタ~トリュフ風味~(1,280円)、国産牛のクリーミーボロネーゼ(1,580円)、キャラメルバナナタルト(300円)、ガトーショコラ(300円)など。

 「ソースは、バジルのカルボナーラや、魚介系のイカスミに山の香りのトリュフを合わせたパスタなど、珍しい組み合わせだけど、すごく合う。7種類の定番パスタの他にも、季節限定や気まぐれパスタなど、オリジナルの組み合わせが特徴」とも。

 店内は元ラーメン店の形状を生かしたオープンキッチンをカウンター席が囲む。現在はコロナ対策で、キッチンをビニールシートで囲み、各席にアクリル板の仕切りを設けている。バラエティーに富んだ手打ちパスタをこのような形式で食べられる店は珍しいと、県外から訪れる客やUber Eatsなどのデリバリーサービスの利用も多いという。

 橋爪さんは19歳で飲食の世界へ。イタリアンレストランを中心に経験を積み、趣味で手打ちパスタを作り始める。「ラーメン屋さん感覚で入れるパスタ屋があったらいいのに」と起業を考え始め、自身も好きで通っていたというラーメン店「太陽堂」跡に2017(平成29)年5月、同店を開いた。

 父親はクラリネット奏者、母親はアーティスティックスタジオ「LaLaLa」のオーナーで、芸術家に囲まれて育ったという橋爪さん。店の前に立つ橋爪さんがモデルとなった人形は銅板造形作家・赤川ボンズさんが手掛け、母親の友人の大工が店を改装するなど、多くのアーティスト仲間が協力した。

 「あっという間の4年間だった。行列ができるような話題の店にならなくてもいいから、日常で定期的に通ってもらえるような店にしたい。この場所で20年、30年と細く長く続けていきたい」と橋爪さん。「毎日パスタをこねて一生懸命作ってるので、気になっているけど行ったことがない、行ってみたいなという方がいたら、値段もリーズナブルなので、ぜひ足を運んでいただけたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時30分~21時。月曜定休。

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