ガチャガチャを使ってぜんまい仕掛けの玩具展-国立の文具店

ぜんまいを巻いて動かす23種の玩具をガチャガチャで買う

ぜんまいを巻いて動かす23種の玩具をガチャガチャで買う

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 国分寺の「つくし文具店」(国分寺市西町2、TEL 042-537-7123)は、ガチャガチャを使ったユニークな展示企画「もじもじ展」を行っている。

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 同店は、デザインプロデューサーとして活躍する萩原修さんの母が約25年間経営してきた。1990年にいったん閉店したが、萩原さんが会社を退職後2005年に再オープン。同店のテーマは「つながるくらしとしごと」。近所の人を中心にモノづくりやデザインや小さな店に興味のある人が自主的に日直制で店番を担当するなど、デザインや文具に関心のある人が交流する、新しい時代の住宅街の文具店を目指している。これまで主にオリジナル文具の販売、文具をテーマにした展覧会やワークショップなどを開催している。

 今回の展示会は、デザインユニット「スイッチデザイン」がもともと店頭にあった「ガチャガチャ」の玩具を製作しようと企画したのがきっかけ。同ユニットを中心に、多摩美術大学や武蔵野美術大学などの学生も交え、試行錯誤を続けながら23種類の玩具を完成させた。ガチャガチャに入るカプセルは1個300円。小さなぜんまい仕掛けを使って、もじもじ動くもの、ぐるぐる動くもの、ぴょんぴょん飛び跳ねるものなど、それぞれ作家の個性がにじみ出る作品がそろう。「毎日、近所の子どもたちがガチャガチャをしに集まったり、ぜんまいを巻いておもちゃで遊んだり、子どもの土産として購入される人が毎日集まっている」(萩原さん)という。

 「多くの方々にガチャガチャ代を握り締めて店に遊びに来てほしい。最近はデジタル社会に慣れてしまって、日常生活で『ぜんまいを巻く』という習慣はほとんどないように思う。自分で何かを動かす喜びをアナログなぜんまいを通して多くの方々に実感していただければ」(萩原さん)とも。

 営業時間は12時~17時。火曜定休。2月11日まで。

国立本店で萩原修さん「コドモの記憶」展-カルタ大会も(立川経済新聞)ブック&カフェなど個性派4店舗が「国立を巡る」共同企画(立川経済新聞)つくし文具店

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