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谷保「やぼろじ」に田畑とつながる子育て支援スペース 無添加韓国料理も

建物の外観

建物の外観

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 谷保の「やぼろじ」(国立市谷保)に2月1日、地域の子育てをサポートする民間施設「つちのこや」がプレオープンした。運営はNPO法人「くにたち農園の会」(谷保)。

「おやこびより」の様子

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 谷保で「くにたち はたけんぼ」を運営する同会。副理事長のすがいまゆみさんは「NPO法人になるにあたって活動の幅を広げ深化させる話し合いを進めてきた。緑いっぱいの庭、畳の広い和室と縁側、畑と田んぼが近くにある恵まれた環境を生かして地域での子育てを応援したいと考え『田畑とつながる子育て支援スペース』をオープンすることを決めた」と話す。名前は「土+子+家」から。

 すがいさんは「4月までを立ち上げ期と考えていて、一緒に『つちのこや』を育ててくださる方々と動き考え、オープン準備を進めたい」と話す。毎水曜(11時~16時)は「おやこびより」と題し、同会と「森のようちえん 谷保のそらっこ」の共催で、絵本の読み聞かせやわらべうた(13時30分~)の会を開く(施設利用料含む参加費500円)。

 開始日を振り返り「わらべうたうたいの坂野知恵さんが来てくださって、ほっこりした時間を過ごした。赤ちゃんから年長までのお子さんが参加し、反応の違いや思いやる様子などとても優しい時間を過ごした。お子さんたちが庭でいろいろなものを見つけ楽しそうに遊んでいるのもうれしかった」と振り返る。

 月曜・火曜には、同会会員で市内で「韓国料理 玉ちゃんの家」(谷保)を営む小湊玉正さんが無添加韓国料理を提供する「つちのこ食堂」を開く。「玉ちゃんはスープもきちんとダシを取り、キムチに使う塩辛も手作りするなど丁寧に作った料理を提供する。出身の済州島の料理はソウル付近とは違い辛くない料理もたくさんあるとのことで、母親に教えられた体に良い料理を提供してくれる」とすがいさん。

 水曜には「草木いろいろ さえ木」(富士見台4)のスープや「おけパン」のパンの販売も。すがいさんは「子育て支援は親子かつ親支援でもある。一緒に安心してごはんを食べてほしい、総菜として利用してほしい、お弁当を持って散策してほしい。そんな思いから食事やお弁当、パン、スープなどの販売をしようと考えた」と話す(全て4月以降変更の可能性あり)。

 すがいさんは「子育て支援に関することはもちろんだが、したい思いを実現できる場でもありたい。年代を越えさまざまな方の力を貸していただきたいと思っているので、皆で一緒に地域の子育てを応援しませんか。ぜひお立ち寄りいただければ」と呼び掛ける。

 利用時間は11時~14時。土曜・日曜・祝日定休。施設利用料は、大人(中学生以上)=300円、子ども=100円、未就園児無料。

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