多摩動物公園が開園60周年 「月間動物」イベントや講演会も

開園日の正門風景

開園日の正門風景

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 多摩動物公園(日野市程久7)が5月5日、開園60周年を迎える。

絶滅危惧種のタスマニアデビル

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 同園の開園は1958(昭和33)年5月5日。動物をできるだけ自由な姿で展示するため、当時まだ珍しかった無柵放養式展示を導入した動物園の一つで、開園時の収容動物は99種434点。1964(昭和39)年には放し飼いのライオンをサファリ形式で観覧できるライオンバスを世界に先駆けて導入(現在はバス発着場の耐震化に伴う工事のため休止中)。2006年に設置した「野生生物保全センター」では、トキやニホンコウノトリなど希少動物の保護増殖にも積極的に取り組んでいる。

 現在は、自然豊かな約50ヘクタールの敷地で、昆虫も含めると約300種、約3万点の動物を飼育。動物園としては珍しい昆虫園を有するほか、世界で唯一の野生馬・モウコノウマと日本では絶滅種のタイリクオオカミの群れを一体的に見ることができる「アジアの平原」など同園ならではの展示も行う。絶滅危惧種のタスマニアデビルを日本で唯一飼育する施設でもある。

 同園の永井清園長は、同園の60周年について「日本で最も歴史のある上野動物園は、1882(明治15)年設立で当園の2倍以上の歴史がある。世界では260年以上の歴史を持つ動物園もあり、それらと比べたらまだまだひよっこ。当園のミッションの一つは広い敷地を生かした希少野生動物の繁殖基地となることだが、これは将来ずっと変わらないと思う」と話す。

 同園では開園60周年を記念して、5月中旬から来年3月まで「月間動物」イベントを開催。毎月テーマを決め、飼育係によるキーパーズトークを中心にさまざまなイベントを用意する。

 6月24日には、東京工業大学名誉教授の本川達雄さんを講師に迎え、開園60周年記念講演会「アリはすごい!ゾウもすごい!」を開く。小学生以上を対象にした午前の部と中学生以上を対象にした午後の部の2部構成で、定員は各回先着100人。申し込みは往復はがき、メールで受け付ける。締め切りは6月11日(必着)。

 同園広報担当者は「毎月テーマを変えてさまざまなイベントを用意している。家族で遊びにいらしていただければ」と呼び掛ける。

 開園時間は9時30分~17時(5月3日~5日は18時まで)。入園料は、一般=600円、中学生=200円、65歳以上300円。小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料。5月4日・5日は無料入園日。

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