立川で「西遊記」の文化や歴史を学ぶ講座 舞台上演に先駆け深い知識を

前回公演時のレクチャー&ワークショップの様子

前回公演時のレクチャー&ワークショップの様子

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 立川市子ども未来センター(立川市錦町3)で10月1日から、「西遊記の世界を知るレクチャー&ワークショップ」が開催される。

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 この講座は、12月22日~24日にたましんRISURUホール(同)で上演される「西遊記 ~悟空のぼうけん~」に先立って行われるもので、「西遊記」の文化や歴史を全4回で学ぶ内容。

 Vol.1はアニメレクチャー「手塚治虫の愛した西遊記 日本アニメーション史の転換点」(10月1日)。長編アニメ「西遊記」と手塚治虫との数奇な因縁や、同作が現在に続く日本アニメに与えた影響などを学ぶ。Vol.2は演劇レクチャー「京劇での西遊記 孫悟空の動きに挑戦」(8日)。京劇俳優として孫悟空役を演じる講師が、その魅力を京劇の演技の手法を交えて紹介する。Vol.3は文学レクチャー「西遊記と宮沢賢治 日本の中の中国文化」(22日)。Vol.4は歴史レクチャー「三蔵法師が旅した本当の『西遊記』」(29日)で、三蔵法師はなぜ、どうやって、何をしにインドへ行ったのかなどを史実を基に学ぶ。

 同演目の演出を手掛けるたちかわ創造舎の倉迫康史さんは、「観劇というのは知的興奮を伴う体験。その背景を知らなくても楽しめる娯楽としての側面もあるが、知的好奇心の強い人ほど、その演劇から受け取るものや、考察することが増えていく。演劇をもっと深く楽しみたい、生活の中で知的な興奮を味わいたい方に参加いただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は14時~16時(10月1日のみ16時~18時)。参加費は1講座500円(10月1日のみ無料)。「西遊記~悟空のぼうけん~」の前売りチケット購入者は全講座無料(チケットの販売は9月28日から)。定員は各30人(申し込み順)。

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