国立の通りや公園に装飾ピアノ10台 誰でも弾ける世界巡回のアートプロジェクト

街中でピアノの演奏を楽しむ

街中でピアノの演奏を楽しむ

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 国立市で3月16日、「Play Me, I'm Yours Kunitachi 2018」が開幕した。

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 「Play Me, I’m Yours」は2008年から世界を巡回しているイギリス人アーティストのルーク・ジェラムさんのアートプロジェクト。街中に置かれたピアノには「Play Me, I’m Yours」(さあ、私を弾いて)とメッセージが書かれ、誰でも自由に弾くことができる。これまで、1700台を超えるピアノが世界55以上の都市に置かれ、1000万人以上が同プロジェクトに参加した。国内初開催。

 16日はキックオフイベントが行われた。国立駅の南北通路に置かれたピアノで突然の演奏が始まり、たちまち人だかりに。その後国立ビルでのジャズセッションにも多くの人が足を止め、小さい子どもたちもリズムを楽しんでいた。同所ではアーティストにより装飾された10台のピアノが披露され、翌17日から大学通りやスターバックスコーヒー前、谷保第4公園など市内10カ所に設置されている。

 設置されたピアノでは、連弾を楽しむ親子、唱歌を演奏する初老の男性、順番に腕前を披露する学生など、思い思いに演奏を楽しみ、ピアノの音が街に響き続けていた。屋外のピアノは透明なドームの中に設置されていて、雨の日でも演奏することができる

 ピアノはイベント終了後に希望者に譲渡される。必要な人がピアノを使い続けるまでがこのアートプロジェクトのストーリーという。

 31日まで。演奏可能な時間はピアノにより異なる。

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