国分寺のカフェを舞台に芝居公演-フェアトレードのコーヒー付きで上演

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 国分寺のカフェ「North Exit」(国分寺市本町2)で11月5日・6日、芝居公演「BUNNA BUNNA コーヒーセレモニーvol.3 ~はじめてコーヒーを飲んだあの日~」が行われる。

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 劇場ではなくカフェを舞台として利用する同公演。店の中央に役者の席を置き、それを取り囲むように客席を配置し円形劇場のようにレイアウトした店内の中で劇が繰り広げられる。出演は、小原正大さん、THE TRICKTOPSの國枝大介さん、劇団アルターエゴの薛(せつ)宏美さん、千葉一響(かずなり)さん。役者の設定は、その店の客。ピアノの生演奏も入り、オムニバス形式で3話を展開する。「カフェにいると、隣の席のお客の会話が気になってしまうことがある。これが今回の芝居のテーマ。どれも最後は心温まる話に仕上がっている」と制作担当の千葉結加里さん。

 当日は、同公演に協賛するNPO法人ハーベストタイムが販売するフェアトレードの豆を使ったコーヒーを振る舞うほか、終演後はイベントのタイトルにもなっている「コーヒーセレモニー」の実演を行う。「コーヒーセレモニーとは、エチオピアの家庭で客のもてなしや一家団らんのときに行う日常的な女性の作法のこと。当日は在日のエチオピア人女性を招き、その作法でいれたコーヒーの試飲も行う」という。

 「コーヒーセレモニーは、日本でいう『ちょっとお茶飲んでいきなよ』というようなもの。群馬出身の私は東京に出てきた時に人間関係が殺伐としたものを感じていたが、誰の心の中にも『ちょっとお茶~』の気さくで温かい気持ちがあるはず。この公演を見た方がそんな気持ちを周りの人に一人でもいいから伝えてほしいという思いで、この公演を展開している」と千葉さん。「ありふれたコーヒーという存在をキーワードにいろいろなものがつながっていく、ちょっと珍しい企画なので、ぜひ足を運んでいただければ」とも。

 公演は、5日=13時~・16時30分~・20時~、6日=12時~・15時30分~・19時~。料金は2,500円(コーヒー1杯付き)。申し込みはチケット予約フォームで受け付ける。

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