アイムホール(立川市曙町2)で2月26日、創作ミュージカル「名もない月」が上演される。
立川市の人権学習事業の一環として実施される同企画。立川市行政講座プロジェクトの「平和・人権チーム」が人権の啓発を目的に、立川市社会福祉協議会、人権擁護委員会、自立生活センター立川などに呼び掛けて結成した「人権学習事業実行委員会」が主催する。
「本来は昨年3月に上演予定だったが、計画停電により中止となった。再度、出演者を募ったところ、立川市や近郊に在住する劇団所属者やフリーの俳優たちが集まった。台本も再考して今回上演することとなった」と話すのは、同ミュージカルの演出・監修を担当する坂下さん。
同ミュージカルは、遊女が、自分が生んで育てられなかった少年に会うために、不思議な力を持つ老人に導かれて、とある山間の村にやって来るところからストーリーが展開。「この作品は、平和と人権をテーマに『心の気付き』の物語として創作した」と坂下さん。「争いやもめ事が絶えない理由は、『見たいものしか見ず、見たくないものは見ない』という心のあり方だと思う。その自我から解放された『本当の心』を表現したい」
上演は13時~と15時~。定員は各196人。入場無料(事前申し込み制)。申し込みは生涯学習推進センター(TEL 042-528-6872)で受け付ける。