国立の雑貨店「アグレアブル・ミュゼ」(国立市中2、TEL 042-577-7353)は8月3日から、企画イベント「ユージアム 小林裕児・夏の美術館」を開催する。
同店は1993年から「アグレアブル」として国立で雑貨店とカフェを展開。その後「アグレアブル・ミュゼ」と名前を変え、今年で15周年を迎えた。学園通りに店を移した際に記念として小林裕児さんに天井画と壁画の制作を依頼し、11年前の夏に完成。そこで15周年記念としてこの天井画と壁画を中心にじっくりと作品を鑑賞する機会を設けることになった。
小林裕児さんは、1984年に春陽展新人賞を受賞。以後、セントラル美術館油絵大賞展・安井賞展で時代を画する作品を次々に発表。1980年代を代表する画家となる。1989年、ベルリンの壁崩壊の年、それまでの精巧な技法と奇想に富んだ作風を捨て、古樹やアジア原産の素材に直接ドローイングする大胆でプリミティブな手法に転換。1996年安井賞を受賞。近年は音楽家やダンサーとのコラボレーションも実験的に行う。
8月2日にはプレイベントを開催。斎藤徹さんのコントラバス演奏と小林さんの即興絵画の迫力あるライブパフォーマンスを行う。8月9日・23日にはミュージアムナイトコンサートを実施予定。9日には、二胡演奏の寺岡拓士さん、ギター演奏の荒木俊彦さん、ピアノ演奏のTomokoさんが共演。ベジ料理研究家でYoshiさんによるヨシベジのフード屋台も登場する。23日には、大図裕子さんと平石安通記さんのピアノデュオが演奏を行う。
同店の石田さんは「ショップとしてもミュゼ(=美術館)としても他にはない楽しい空間にしたいと思っている。カフェも併設しているので、どなたでもゆっくりとユージアムを楽しんでいただければ」と話す。
営業時間は11時~18時。水・木曜定休。2日のプレイベントは、16時開演(15時30分開場)で、前売り=2,500円、当日=3,000円、小学生以下=2,000円(ウエルカムドリンク付き)。9日・23日のミュージアムナイトコンサートは19時開演(18時30分開場)で、チケット=1,500円。(ウエルカムドリンク付き)
チチ松村さんのソロアルバムから生まれたCD絵本の原画展(立川経済新聞)黒田征太郎さんがライブペインティング-盛岡の国際交流イベントで(盛岡経済新聞)Bunkamuraで画家・小林裕児さんの個展-絵画、立体など40点(シブヤ経済新聞)アグレアブル・ミュゼ