国立で「蜜ろう」キャンドルづくり-市内の主婦らが楽しむ

湯煎した「蜜ろう」に何度も浸すことで、徐々にキャンドルが太くなった

湯煎した「蜜ろう」に何度も浸すことで、徐々にキャンドルが太くなった

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 国立市産業振興課は10月15日、国立市谷保の畑で「蜜ろうキャンドルづくり」の講習会を開催した。

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 蜜ろうとは働きバチが自分たちの巣を作るために分泌する「ろう」の一種で、高級絵の具や化粧品、石けんなどの材料として使われている。蜜ろうキャンドルは、はちみつの収穫後に残った「むだ巣」を湯煎した「ろう」を使って作成する。国立市内には、養蜂農家以外にも養蜂を楽しむ人がおり、今回は同市産業振興課とその一人である飯塚さんが中心となり同講習会を担当。「国立で養蜂をやっているということを知っていただくきっかけのひとつとして、この講習会を企画した」(産業振興課の久保田さん)。

 講習会では、2種類の蜜ろうキャンドルを作成。1つはシート状になった蜜ろうをキャンドルの芯にまきつけたキャンドルを作成。2つ目は、はちみつ色の液体蜜ろうにキャンドルの芯を浸す作業を数十回繰り返し、キャンドルを作った。同講習会の参加者の大半が、アメリカの絵本画家でガーデニングやライフスタイルもターシャ・テューダーさんのファンということもあり、「ターシャさんみたいに蜜ろうキャンドルを作ってみたいと前々から思っていた」「ターシャみたいに、蜜ろうキャンドルを灯しながら食事を楽しみたい」という声が多く聞かれた。

 久保田さんは「今回初めての開催だったが、好評を得て非常に満足している。蜜ろうキャンドル作成を趣味にしてくださる人が増えてくれると嬉しい。今後もはちみつ関連のイベントを開催して、国立の養蜂を広めていきたい」と締めくくった。

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