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むさし村山ミューに武蔵野美大生制作のオブジェ-ワールドとの産学連携で

今年の制作風景

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 イオンモールむさし村山ミュー(武蔵村山市榎1)ノースコートのライフスタイルストア「フラクサス」店内で10月8日より、「ディスプレイ『PLAY!PROJECT』~思いの変換装置~」が開催される。

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 同企画は、武蔵野美術大学(小平市)とワールド(港区)との産学連携アートプロジェクトの一環。同プロジェクトは、全国各地の芸術・美術系大学に通う学生たちが自らテーマ設定し、プレゼン、制作を行い、ショッピングモール店内を演出するオブジェを創造するもの。昨年に引き続き2回目。「店の魅力をアップするための仕掛けを、学生の自由な発想に委ねてみよう、と思い立ったのが企画のきっかけ」(同社広報担当者)という。

 今回もトレンドを表現するアート、ビジュアル、コミュニケーションのデザインを、プロのビジュアルマーチャンダイザーのチームとともに実施の商業空間で実現する。「通常の授業では模型制作で終わることが多い中、このプロジェクトは実寸で製作し、お客さまの評価を含んだ検証まで行う。学生にとっても、将来デザインを職業とするためのスタンスやお客さまとの距離などを体感できる実践ワークショップとなっている」。

 今回の企画には、武蔵野美術大学から教員5人と通信制に通う3~4年生、OB合わせて40人が参加。展示作品は、縦が最大約7メートルの巨大なピタゴラ装置で、円盤を手で回した動力を5基の装置に連鎖的に伝え風を起こすもの。その風で、先月17日~20日に実施されたワークショップで子どもたちが作った花車を回すことに挑戦する。「装置に動力を連鎖的に伝えて花車を回すことで、思いという形のないものが目に見える形となり伝わり、それを見た人の心に、またさまざまの思いがわく、といった思いの変換の連鎖を体現している」。

 同担当者は「今回のワークショップに参加した子どもたちはもちろんのこと、ぜひ多くの地域の方々に見ていただきたい」と話す。

 展示時間は10時~17時。展示は今月11日まで。

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