立川高島屋(立川市曙町2、TEL042-525-2111)では、10月5日から2012年の「おせち料理」の予約受付を開始した。
同店では2011年のおせちについては店頭売り上げは前年比1.1パーセント増だったという。「特に人気が高く希少性がある有名料亭のおせち料理は販売初日の開店直後数分で開店しまうほど。約80日間の予約期間にもかかわらず、はじめの2週間で2割ほどを売り上げるなど、早い時期に予約が集中しているのも特徴」と広報担当の宮田さん。
また、近年は30~40代の若い世代の購入が増加傾向に。「核家族化が進み、おせち料理を作る技術の伝承が途絶えつつあるなかでも歳時記を大切にしお正月にはおせちで祝いたいという思いを持つ若い世代が増えていることや、働く女性が増え年末まで仕事をするためおせち料理を作る時間がないことなどが要因として挙げられる」と宮田さん。
今年は「東北復興支援おせち」が登場。盛岡市のつなぎ温泉「四季亭」の和三段重(31,500円)、仙台市の秋保温泉(伝承千年の宿 佐勘」の和三段重(28,350円)、郡山市のふくしま磐梯熱海温泉「四季彩 一力」の和三段重(36,750円)を用意。東北地方と茨城の食品製造会社と仙台の老舗「伯養軒」が盛り合わせた「高島屋 東日本応援おせち」(15,750円)も。そのほか、人気の老舗料亭や、話題の名店の味などバリエーション豊富なおせち料理を揃える。
「2012年は震災の影響もあって、家族の絆を大切にする傾向が特に強く、ご家族で過ごされる方が増えると予想される。ぜひお正月はおせち料理で新年を迎えていただきたい」とも。
予約は店頭のほか電話でも受け付ける。