リストランテ「国立文流」(国立市東1、TEL 042-571-5552)は10月7日、「ショパンの食卓~ジョルジュ・サンドのレシピとサロン音楽を楽しむ夕べ」を開催する。
当日は、ショパンとその仲間たちが、女流作家であるジョルジュ・サンドのノアンの館に集まって催したサロン音楽会を再現し、ショパンも食べたであろう料理とともに、19世紀半ばのヨーロッパのサロン文化を味わうもの。
イベントは、ピアノ専門店「国立楽器サロン・ド・ノアン」(中1、TEL 042-571-3210)とのコラボレーション企画で、ショパンがこよなく愛した仏プレイエル社が1907年に製造した燭台付きのピアノ「MODEL No.5 ロマンティカ」が当日提供される。
第1部の「サロン・コンサート」では、大保麗香さんのフルートと林川崇さん、松原聡さんによるピアノ演奏が行われる。演奏プログラムは、ショパン「ロッシーニの歌劇「シンデレラ」の主題による変奏曲」「パガニーニの思い出」「ノクターン第16番作品55-2変ホ長調」、プレイエル「フルートソナタ変ロ長調B.507」など。
第2部の「ディナータイム」では、女流小説家ジョルジュ・サンドの家に代々伝わるレシピ集からイタリア料理に縁のあるラビオリ、イタリア風鶏料理、ニョッキなどを中心に6点の料理を提供する。ニョッキは、サンド自身の直筆の調理法が残っており、そのレシピにそって調理するという。
同企画担当者は「今回は国立楽器との協力があってこそ実現できた。一晩だけだが、ショパンが愛した音楽と料理を楽しんでいただき、その時代を五感で楽しんでいただければ」と話している。
会費は12,000円(フルコースディナー付き)。募集人数は30人。要予約。