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国立駅近くに「ほんの団地」-本棚、団地に見立て「住人」が書籍セレクト

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 国立駅近くの国立本店(国立市中1、TEL 042-575-9428)は、本が自由に読めるスペース「ほんの団地」を常設し、開放している。

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 2006年から2年ごとの店長制で運営されてきた同店は、今年1月にリニューアルオープンし、有志による「ほんとまち編集室」が企画・運営している。さまざまな形で「ほん」を扱いながら、国立の「まち」に向けてコミュニケーションを図っていく場づくりを目指している。

 店内の「ほんの団地」は、5×8段の本棚を地下2階地上3階の40戸の集合住宅に見立て、運営メンバーと募集で集まった「住人」が「入居」。それぞれが持ち寄った本を並べ、自分のテーマに添った「部屋作り」をしている。各部屋には「一筋縄ではいかない部屋」「テネシーウイリアムズの部屋」「武士道」「スピノザの部屋」などのテーマがある。「ルームシェア」している住人同士がノートで交流しながら部屋作りを進めている「交換日記の部屋」なども。「『部屋』を見ると、その人の内面が見えてくる気がする。『団地』はまだまだ変化の途中」とメンバーの矢野さん。団地内の本は、店内で誰でも自由に読むことができる。「気楽に立ち寄って、本を読んでいってほしい」

 2月23日・24日には「大ふるほんいち~遺産放出」を開催。以前、同店で扱っていた本や、団地入居者が出品。本には出品者がその本にまつわる紹介文を添付。「本が人から人へと渡る時の意味付けになる。古本屋であまり見かけないデザイン関係の本なども並ぶ」と矢野さん。24日は17時終了。

 営業時間は、木曜・金曜=15時~21時、土曜・日曜=12時~18時。

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