立川市地域文化振興財団(立川市錦町3)は1月16日から、「たちかわ星降る夜の演劇祭」をたましんRISURUホール(=市民会館、立川市錦町3、TEL 042-526-1312)小ホールで開催する。
同財団は、多摩地域の演劇人口の拡大と発展のために1992年から「たちかわ真夏の夜の演劇祭」を毎年夏に開催し、昨年は1456人が訪れた。22回目となる今回は、会場のリニューアル・オープン記念事業として、タイトルを「たちかわ星降る夜の演劇祭」に変更して1月に開催する。
同祭は、「自分たちの手で作り上げる演劇祭」をコンセプトとし、毎年参加劇団を募集。その後、各劇団の代表者から成る実行委員会がイベントの運営に当たる。参加劇団全てに共通のテーマを劇団ごとの解釈で展開していくのが特徴。
今回のテーマは「歓」。同財団文化事業係で同祭実行委員を務める武井さんは、「人それぞれが『よろこび』または『かん』と読めるように、あえて読み仮名を記載していない。『大変な事も苦しい事も喜びに変わり芝居を通して伝える事ができる』との思いから実行委員会で決定した」と話す。
参加するのは、「パッションミュージカル」(1月19日)、劇団PASSKEY(1月24日)、劇団カラーヒヨコ」(1月26日)、第13回(2003年)以来10年ぶりの参加となる「演劇サークル夢さしの」(2月1日)の4劇団。オープニングイベントとして、劇作家・平田オリザさんが語る市民芸術概論綱要「新しい広場をつくる」(1月16日)も行う。「演劇に関心ある市民の皆さまに来場いただければ」と武井さん。
料金は各公演1,500円。全公演が観劇できるパスポート券は2,500円(限定10枚)。講演は要予約(定員210人)。入場無料。詳細はホームページで確認できる。