武蔵野美術大学(小平市小川町1)で7月26日、在学生や卒業生のトークセッション「東京デザイン2020フォーラム オープンセッションVol.03『クリエイティブ・アスリートの主張』」が開催される。
「東京デザイン2020フォーラム」は、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の東京開催決定をきっかけに、「日本デザイン振興会」「日本グラフィックデザイナー協会」「日本インダストリアルデザイナー協会」「日本デザイン学会」などで結成。これまでに2回、オープンセッションを行い、同大との共催となる今回で3回目。
同フォーラムの「美大や専門学校など教育機関などでの開催を継続的に行いたい」という考えから、同大での開催が決まった。会場は同大1 号館104第2 講義室。
武蔵野美術大学企画部の千羽さんは「前回の東京オリンピックでは、グラフィックデザイン・工業デザイン・建築など、さまざまなデザイン分野の若者たちが原動力となり、デザイン力によって日本の文化と産業を引き上げることに成功した。半世紀を過ぎた今、新たなデザインのくさびを打つ場が必要と考え、35 歳以下の本学卒若手クリエイターや学生を『クリエイティブ・アスリート』と名付け、ライトニングトーク形式(5~10分によるプレゼンテーション)で熱いメッセージを発信してもらう。社会やデザインの活性化、文化・芸術の必要性など、2020 年に向けて私たちが今やるべきことを共に考える場となるはず」と意欲を見せる。
「2020 年に向けて、学生やムサビ卒若手クリエイター達からのメッセージ」と題したライトニングトーク内容は、学んでいる領域や仕事の領域と重ねて、「アートやデザインの力で2020 年までに何を変えたいか、何を変えるべきか」、「2020 年に何をしていたいか。そのために自分は何をするべきか」など。「若い世代からの提言により、社会およびデザイン業界の活性化を狙い、2020 年の自分を想定し、そこからやるべきことを考えるバックキャスティング教育となることや学生のプレゼン能力向上を目指す」と千羽さん。
学生パネリストは、「視覚伝達デザイン学科」9人による「忍法!文化競技の術!」、「空間演出デザイン学科」木村光さんの「人生が変わる瞬間を作るために」、「デザイン情報学科」片田紗葵さんの「考え方を『デザイン』にすれば日本は変わる」など8組。
「UNDER-35部門」パネリストは、アートディレクター矢後直規さんの「ローカルとグローバル」、建築家・伊藤友紀さんの「場をつくる、場を再発見する、場の地図をつくる。」、日本最大の美大生ネットワークをもつ制作・PR会社「モーフィング」(国分寺市南町3)代表の加藤晃央さんの「脱美大」など7人。
開催時間は14時~17時(13時半開場)。参加無料。定員200人。申し込みはメールで。詳細はホームページで確認できる。