国立市の谷保天満宮で「旧車祭」-歴代名車やスーパーカー200台

昨年の「旧車祭」の様子。谷保天満宮境内に並ぶ旧車。

昨年の「旧車祭」の様子。谷保天満宮境内に並ぶ旧車。

  • 0

  •  

 国立市の谷保天満宮境内(国立市谷保)で12月7日、歴代の名車・旧車が集まる「谷保天満宮旧車祭」が開催される。

[広告]

 車好きで知られた有栖川宮威仁親王による日比谷公園から谷保天満宮までの日本初のドライブツアー「自動車遠乗り会」(1908年)を記念して行われる同イベント。今年で6回目の開催になる。同イベントの実行委員長の是枝さんは「天満宮の梅林にある記念碑は、宮様が多摩川での陸軍の演習に訪れた際の記念碑と伝えられていた。しかし、8年前に日本初のガソリン自動車による遠乗り会の記念碑であった事実を知った。遠乗り会から100周年に当たる2008年に、100台のクラシックカーで『100』の車文字を作り上空から撮影する企画をした。翌年から日本中にどこにでもない事実を町おこしにと、毎年天満宮境内で開催することになった」と話す。

 当日は第1会場の天満宮内に120台、第2会場のJA東京みどり富士見台支店駐車場(国立市富士見台1)に37台、第3会場のむっさ21たまご広場(同)に41台の車を展示予定。1927年オースチンセブン、1930年A型フォード、1935年ロールスロイスランドレッドなどの歴代の名車や、スーパーカーなど200台が集まる。遠乗り会に参加した日本初のガソリン自動車・タクリー号のレプリカも。

 会場までの無料のシャトルバスとして、銀河鉄道(東村山市)所有のレトロバス「日野RC」が国立駅南口のスターバックス前から運行される。

 宮様一行が参拝の後、故障や事故もなく無事に戻られたことから、谷保天満宮は交通安全祈願発祥の地といわれている。「交通安全祈願発祥の地、旧車の似合う街、国立にぜひいらしていただければ」と是枝さんは来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時30分~14時(第2会場は15時、第3会場は16時まで)。観覧無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース