多摩動物公園(日野市程久保)で現在、「動物たちとクリスマス」が開催されている。
クリスマス期間中、同園ではトナカイの角をあしらった特製リースがトナカイ舎を彩るなど、トナカイにまつわるイベントを企画。「トナカイ『イコロ』と『サク』の角をさがせ!」では、角をなくした2頭が園内の動物たちに聞きながら角の行方を追うという同園のオリジナルストーリーに沿って、園内各所にある物語を読み進めながら動物の観察ができる。23日は、普段は与えない煮たサツマイモ・小松菜・リンゴなどのスペシャルメニューを加えた特製ケーキをトナカイにプレゼントし、飼育担当者が生態などについて解説をする。
21日・23日は、オランウータン・マレーバク・ヤクシカ・アムールトラなどの動物にも普段食べることのないエサなどをプレゼント。その様子を飼育担当者と観察する企画も。
同園ならではのツリーも展示。昆虫生態園・昆虫本館では金色に輝くオオゴマダラのさなぎやペイントした昆虫の標本などをクリスマス仕立てに、またウォッチングセンターエントランスでは鳥たちが産んだ卵の殻を使って、クリスマスツリーを飾る。
同園教育普及係の林さんは「さまざまな装飾が行われている園内で期間中イベントも実施しているので、動物園でクリスマスを楽しみながら、動物についてもっと詳しくなっていただければ」と来場を呼び掛ける。
開園時間は9時30分~17時。水曜休園。入園料は、一般=600円、65歳以上300円、中学生=200円。小学生以下・都内在住在学の中学生無料。今月23日まで。