![ドギーバッグ「おすそわけBOX」](https://images.keizai.biz/tachikawa_keizai/headline/1447637431_photo.jpg)
立川グランドホテル(立川市曙町2)は11月1日から、途上国の子どもたちの食料支援につながるドギーバッグ「おすそわけBOX」の使用を開始した。
同ホテルが、創価大学(八王子市)の西浦昭雄ゼミナールが発案した「幸せ☆おすそわけプロジェクト」に協力し、実施するもの。飲食店などで食べきれなかった料理を持ち帰るための容器「ドギーバッグ」に途上国の子どもたちが描いた絵を使い、食料支援につながるデザイン料を「おすそわけ」することで、日本の食品ロス削減と途上国の食料事情改善を目指す。
同ホテルでは、2009年からドギーバッグを導入しており、これまで7000個以上の利用があったという。同ホテル婚礼マネージャーの藤倉雄次さんは「食料廃棄の削減を狙ってドギーバッグを導入したが、社内でもマンネリが出てきていた。そんな時に創価大学の皆さまからドギーバッグで途上国の子どもたちを支援する話を伺い、賛同させていただいたのが導入のきっかけ」と話す。
同ドギーバッグで持ち帰りできるのは、主に宴会やパーティーなどで食べきれなかった料理、約40種類。「おすそわけBOX」は無料で利用できる。「おすそわけBOX」1個につき、途上国の子ども1人の1日分の給食費用に当たる12円を、途上国のNGOなどの協力団体を通じ寄付する。
藤倉さんは「運営する上では、安心・安全が第一。これからも安心して召し上がっていただける料理を作るとともに、ドギーバッグを通じて地域の方々への貢献や世界の食料問題について考えていきたい」と話す。