江戸東京たてもの園(小金井市桜町3)で10月7日・8日、「東京大茶会2017」が開かれる。主催は、東京都とアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)。
日本の伝統文化・芸能を国内外へ広く発信するとともに、その根底にある「和の心」を次代に継承することを目的に開かれる同イベント。2008年から始まり、今年で10回目。これまでに累計約17万8000人が来場した。今年は、江戸東京たてもの園と浜離宮恩賜庭園(中央区)の都内2会場で計4日間開かれる。
豊臣秀吉が京都・北野天満宮で800以上の茶席を作り、参拝者全員に茶を振る舞ったという「北野大茶湯」を基にしているという同イベント。当日はさまざまな流派が一堂に会し、茶道になじみのない人や外国人などに気軽に「お茶の文化」を楽しんでもらえるよう多彩なプログラムを展開する。
江戸東京たてもの園では、二・二六事件の現場にもなった「高橋是清邸」など3カ所で本格的な茶会を体験できる「茶席」(参加料700円、要事前申し込み)を開く。屋外で気軽に茶道の楽しさに触れることができる「野点」(同300円)や、英語で茶会の作法を解説する「WELCOME!英語で楽しむ茶席」(同700円)、2人1組でお茶をたて合いながら茶道の基本を学ぶ「茶道はじめて体験」(同300円)、4歳から小学生を対象とした「子供のための茶道教室」(同200円)などのプログラムも用意する。
和の楽曲にあわせた武道や縄跳びのパフォーマンスや、地元小金井市商工会による飲食ブースも楽しめる。
開催時間9時50分~16時10分。両日のみ入園無料。「茶席」の申し込みは、公式サイト、往復はがきで受け付ける。応募締め切りは8月31日(消印有効)。応募多数の場合は抽選。