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国立・谷保の農園で「一棟建てる」大工体験 上棟式や餅投げも

「大工体験」の様子

「大工体験」の様子

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 国立の市民農園「くにたち はたけんぼ」(国立市谷保)で3月25日、小学生4年~中学生を対象にした「一棟建てます!大工体験」が開かれる。主催は「みらいスクール」(渋谷区)。

 2016年から始まり今回で6回目となる同企画。同社校長の菅野高広さんは「東京にはマンションと建売住宅が多く地域との関係も昔と変わっているので、『餅投げ』を知らない子どもも多い。大工さんの本物体験をする中で、伝統的な木組みの考え方や大工道具に加えて、失われつつある地域行事に触れる機会にもなればと企画した」と話す。

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 当日は講師が建築や大工の仕事、鉋(かんな)など実際の大工道具について紹介後、家族ごとに1本の柱を担当するなど参加者全員で分担しながら、簡易的な伝統構法の家一棟を建てる。完成後は上棟式、餅投げを行う。講師は一級建築大工技能士で元宮大工の小山内晴美さん。小山内さんは美術大学卒業後、島根県で5年の宮大工の修業を経て、現在は建築家として活動する。技能オリンピックでの入賞経験もある2人の若手大工も協力する。

 これまでの参加者からは「ノコギリやノミなど大工道具の使い方を学び、一日で建てられた達成感はすごい。最後の棟上げ式も初めてのことで楽しい経験だった」「大工さんたちの真剣な姿勢や親切さがとても印象的で、参加者と協力しながら家を建てていく感覚がとても楽しく、他では得られない満足感だった」などの声が寄せられているという。完成後の建物は子どもの遊具やウサギ小屋など、同農園オーナーの意向に合わせて講師たちが手を加え、活用している。

 菅野さんは「小さな家を一棟建ててしまうというユニークなお仕事体験。プロの技術に触れながら、実際に親子で木を削る。本物すぎる日曜大工体験にぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は9時30分~17時。参加費は1組(大人1人と子ども1人)1万7,500円(税別)。