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立川で子どもと大人が一緒に楽しむ舞台 宮沢賢治の童話を題材に

昨年の公演「ドリトル先生と動物たち、月へゆく」の舞台の様子

昨年の公演「ドリトル先生と動物たち、月へゆく」の舞台の様子

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 子どもと大人が一緒に楽しむ舞台「イーハトーヴ童話集~ケンジのネコとトモダチに~」が12月21日・22日に「たましん RISURU ホール」(立川市錦町3)大ホールで上演される。

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 2016(平成28)年に始まった立川市・立川市地域文化振興財団・NPO 法人「アートネットワーク・ジャパン」による「立川シアタープロジェクトpresents 子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台」の第4弾。世界の名作児童文学を題材に、世代を超えて親しまれる演劇の上演に取り組んでいる。

 台本・演出を担当するたちかわ創造舎チーフ・ディレクターの倉迫康史さんは「今回は世界的に通用する日本の児童文学として、宮沢賢治の童話を取り上げる。イーハトーヴという異世界で山猫たちが活躍する物語の『ドングリと山猫』『注文の多い料理店』を中心に、『雪渡り』『セロ弾きのゴーシュ』『風の又三郎』などのエピソードを盛り込む」と話す。「このシリーズは打楽器奏者・古川玄一郎さんの生演奏が大人気だが、今回は賢治の言葉の音楽性をより強めるために俳優の声を重ねるポリフォニック(多声的)な演出を行い、楽器と声のコラボレーションによってファンタジックな世界を作り出す」と見どころを紹介する。

 倉迫さんは「家族そろって演劇を見に行ける時間はとても貴重だし、思い出に残るもの。演劇を見て、家族で感想を言い合ったり書店や図書館に行ったりして、すてきなクリスマスをお過ごしいただければ」と呼び掛ける。

 21日は11時・16時開演、22日は14時開演。チケットは財団オンラインチケットと同ホールで販売する。料金は、大人=2,000円、中高生=1,000円、小学生以下=500円、3歳以下の膝上鑑賞は無料(席が必要な場合は有料)。当日券も販売する。

 同プロジェクトの一環として、小学3年生から中学生を対象にしたワークショップ「子ども未来エンゲキ部」の開催を来年3月に予定する。申し込みは締め切り1月10日。

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