国分寺駅北口に2月16日、「ディアマンCafe and Diner」(国分寺市本町2)がオープンした。
「本日のワンプレート」例。大根やニンジン、白菜など季節に応じた「こくベジ」が入る
同所で5年近く営業してきた「めぐるみLabo&cafe(通称=めぐるみラボ)」をいったん閉店し、内外装をリニューアルした同店。席数は新たに設置したカウンター5席(電源あり)を含む15席で、店舗面積は40平方メートル。従来18時までだった営業時間を22時までに変更し、夜の利用客も見込む。
「地元の野菜と各地のおいしいもの」をコンセプトに、めぐるみラボ時代から取り入れている地元農家の「こくベジ」はそのまま生かしつつ、今後はエリアにとらわれない食材も使っていくという。
店主の小栗亜也さんは浜松市出身。歌手を志して上京してきたが、生計を立てるために始めた飲食店の仕事の方が、いつの間にか「肌に合う」ようになった。「もともと食べることや料理がすごく好き。(飲食店の)ホールに立つことも多かったし、調理で入ることもあった。間近でプロの料理やレシピを見てきた経験が今に生きている」と話す。
めぐるみラボで働き始めてから3年弱。このままでいいのかを自問し、ステップアップしたいと思った時に「もっといろいろとチャレンジしたくなった。オーナーとも話し合い、雇われではなく自分の店として再スタートすることにした」と振り返る。メニューや動線なども改めて見直し、昨年12月から準備を進めてきた。
ランチメニューは、自家製のデリ3種とサラダなどを盛り合わせた「本日のワンプレート」(1,050円)、化学調味料を加えずに作る「ポークと野菜のトマトカレー」(950円)、子連れ客からの声を受けて新たにメニューに加えた「キッズプレート」(650円)など。夜は日替わりのアラカルトに加え「ごはんセット」(500円)を用意し、夕食需要にも対応する。
ドリンクは紅茶やオーガニックのコーヒーをはじめ、「季節のこくベジドリンク」(600円)や自家製の甘納豆が付く「抹茶」(500円)など。ハートランドの生ビールサーバーを入れ、ワインやカクテルなどのアルコールメニューもラインアップに加えた。そのほか、バニラアイスを添えた「ジンジャーケーキ」(580円)などのスイーツもそろえる。
小栗さんは「自分自身が常にエンタメを求めるところがあり、飲食もその一つのように感じている。くつろぎたい時、晩ごはんが食べたい時、ちょっと飲みたい時、気分に合わせて自由に過ごしてほしい」と笑顔を見せる。「営業が落ち着いてきたら、めぐるみラボでやっていたジャムやピクルスなどの瓶詰め製造も復活できれば」とも。
営業時間は11時~22時。