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立川アスレティックFC 現役の皆本晃選手が代表理事に

代表理事になった現役の皆本晃選手と、立川アスレティックFCの新エンブレム

代表理事になった現役の皆本晃選手と、立川アスレティックFCの新エンブレム

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 立川・府中アスレティックフットボールクラブは3月15日、立川へのホームタウン移転について会見を開いた。移転に伴い、同クラブは新法人を設立。代表理事には同クラブ現役選手の皆本晃さんが就任し、4月よりチーム名は「立川アスレティックFC」となる。

立川・府中アスレティックFCの選手と、マスコットのアスレくん

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 2022-2023シーズンから、女子Fリーグが定めるピッチサイズが変更となったため、同クラブホームアリーナの府中市立総合体育館(府中市矢崎町5)で公式戦を開くことができなくなったのが移転の主な理由。

皆本さんは「ホームタウン移転を機に、私が代表になることでチームを大きく変えたかった。前例が少ない選手兼代表というチャレンジは、僕だからこそできると思った。高校を卒業して以来、スペインとカタールでプレーした2年間を除き、15年間このクラブにいる。今までの歴史やいろいろな人の思いを背負っている僕だからこそ立川で勝負していけると思い、就任を決断した」と就任の経緯について話す。

設立当初は、府中がホームタウンだった同クラブ。2018(平成30)年、ホームアリーナを「アリーナ立川立飛」(立川市泉町)に変更したことをきっかけに、立川と府中のダブルホームタウンとなっていたが、4月からホームタウンを完全に立川に移す。

皆本さんは「両方の市で活動ができることになり、一層飛躍していけるよう頑張ってきたが、マンパワーや資金面の問題でどちらの市にも貢献できない状態が続いていた。事務所が府中にあるのにホームアリーナは立川にあることがジレンマとしてあった。これらを解決するため、4月からホームアリーナがある立川に変更することを決断した」と話す。

併せて、新しいエンブレムのデザインも発表。「府中で育ってきた歴史を引き継いでいきたいという思いから、馬は大きなポイント。馬のてい鉄は府中アスレの魂を残していくというメッセージ。Tは立川で勝負していくという思い。『毎日に小さな彩を届ける存在』というクラブの目標から、色の3原色(赤・青・黄)をイメージして、Tの文字を3本線とした」と皆本さん。

「これから新たに立川で勝負していくメッセージを込めて、チームカラーもブラウンからブルーに変更した。立川市のカラーがブルーに近いことや、グリーンスプリングスにあるSORANO HOTELや飛行場があったこと、青空が広がる昭和記念公園があることから青を選んだ」とも。

 皆本さんは「経営者になることについては不安もあったが、今はクラブを守っていくという責任感の方が強い。プロスポーツ選手のころから経営を勉強して、簿記2級を取得したり、社会人経験を得るためにスポンサー企業で勤務をしてスキルを学んだりした。これらを生かして経営者としても頑張っていきたい」と意気込む。

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