立川経済新聞の2023年の年間PV（ページビュー）ランキング1位に輝いた記事は、「ラーメン店「昭島大勝軒」　惜しまれつつ閉店へ 14年の歴史に幕」だった。

　ランキングは、今年1月1日から12月14日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. ラーメン店「昭島大勝軒」　惜しまれつつ閉店へ 14年の歴史に幕（1/24）

2. 「王将戦立川立飛局」羽生善治九段が藤井聡太王将に勝利　立川産ウドや卵の提供も（2/13）

3. 昭和記念公園で「キッチンカーグルメ選手権」　キッチンカー100台超（10/2）

4. 浅田真央さん、立川で「マオ・リンク」の建設発表　来年秋オープン予定（3/29）

5. 昭和記念公園花火大会、4年ぶりに開催へ　有料観覧席チケット発売（6/28）

6. 昭和記念公園で「秋の夜散歩」　傘の演出やプロジェクションマッピングも（11/2）

7. 国立に「オーベルジュ ときと」　無門庵跡にミシュランシェフが集結（4/4）

8. 東大和で「うまかんべぇ～祭」　4年ぶり40団体超が出展（5/9）

9. 昭和記念公園で「東京蚤の市」　出店数最多、アウトドア・クラフトも（5/23）

10. IKEA立川　プレールームでの無料子ども預かりサービス再開（1/23）

　1位は、ラーメン店「昭島大勝軒」の閉店を知らせる記事。「永福町大勝軒系ラーメン」の専門店である同店は、30年近く続いた老舗の同店を旧店主から引き継ぎ、その後14年間営んできたがコロナ禍の影響もあり、2月に閉店に至った。ニュースがSNSで拡散されると、最後の味を求めて店には毎日行列が続き、地域住民に惜しまれながら閉店した。店主の本村隆志さんは、今年の夏に場所を変え、茅ヶ崎で「中海岸 大勝軒」として営業を再開している。本村さんは「立川・昭島エリアでの出店も引き続き検討している」と意気込む。「昭島大勝軒」復活の今後の動きに期待したい。

　10位以内のランキングのうち、昭和記念公園に関する4つの記事がランクイン。100台を超えるキッチンカーが集まる初開催イベントを紹介する記事が3位に、4年ぶりの花火大会の開催を伝える記事が5位に入った。併せて、毎年恒例となりつつある、SNSで拡散されて若者の来場が多い「秋の夜散歩」の記事が6位、9位にはこちらも恒例となってきた「東京蚤の市」のイベントを知らせる記事がランクインし、ランク外の13位にも隈研吾さん設計の「オカカフェ」が園内にオープンする記事が入るなど、昭和記念公園の人気の高さをうかがわせた。

　ランク外には、高島屋の百貨店区画の閉店に関する記事と、ショッピングセンターとしてリニューアルオープンした記事もランクインし、立川の移り変わりに関心を集めた。2024年も続く立川エリアの再開発をはじめ、日々変化を遂げる広域立川圏の動向に注目していきたい。