Fリーグ2023-2024ディビジョン1の全27節が1月14日に終了し、「立川アスレティックFC」は3位、新井裕生(ゆうせい)選手が全11チームの得点王に輝いた。
シーズン通算23得点を獲得した新井選手。「個人で表彰されたのは初めてで、今でも夢の中にいるよう。いいパスをくれた仲間がいたから、ゴールを決められた。チームで獲った賞だと思う」と笑顔を見せる。「これまで助けてもらったチームに恩返しができてうれしい」とも。
新井選手は多摩市生まれ。小学校1年生でサッカーを始め、中学時代は「FC多摩」に所属し休日に府中アスレFCの下部組織でフットサルの経験を積み、大学在学中に府中アスレFCサテライトに加入。「アグレミーナ浜松」、Fリーグ選抜を経て、2019年に立川・府中アスレFCに帰還し、昨年4月からは「テイルウィンドシステム」(立川市緑町)で働きながらプレーする。「社内にトレーニング施設があり、仕事の合間にトレーニングができたことも結果につながった」とも。
キャッチフレーズは「その背中に愛する人の声がする」。妻と2歳の長女、両親が、毎試合サポーター席から声援を送る姿を見てファンが起案し、新井選手が選んだ。2月には長男が誕生する。
チームとしては、主力の黒本ギレルメ選手、金澤空選手が移籍し逆風と見られた中、3位でフィニッシュした今シーズン。「各人の頑張りもあって、悔しいが最低限の結果は残せたと思う。チームでは、2月の日本選手権と来期リーグ戦で優勝、個人では日本代表を目指して日々頑張っていきたい」と意気込む。
「フットサルは息つく暇もないくらい、展開が早くて楽しいスポーツ。試合に来たらハマる要素がいっぱいある。喜んでもらえるように頑張るので、来季はアリーナ立川立飛に足を運んでいただけたら」と呼びかける。