東京都酒造組合(立川市錦町1、TEL 042-524-3033)は、立川美術学院卒業生とのコラボレーションにより正月向け限定酒を発売する。
「きっかけは、東京都酒造組合のビルの1・2階に立川美術学院があり、昨年あたりから『お酒と何かコラボレーションできないか』という話をしていた。今年の父の日用にラベルを依頼し東京地酒の胴張りラベルにしたところ好評だったので、正月向けの酒も引き続き依頼した」と同組合担当の玉木さん。「今回ラベルを作成したのは同学院の卒業生で、陶芸を専門にしている女性。来年のえとである丑(うし)のえとラベルと賀正ラベルの2点のイラストを依頼した。女性が好むかわいらしいイラストに仕上がった」(玉木さん)。
「今まで日本酒にあまりなじみのなかった若い客層にも、気軽に手を伸ばしてもらえる商品として提案した。特に女性は、お酒も『見た目』重視な人が多い。お年賀やご進物としてぜひ選んでいただきたいと思っている。東京の地酒の味には自信があるので、季節感のあるかわいらしいラベルで東京のお酒を味わっていただくきっかけにしていただければ」(同)とも。
丑のえとラベルは「澤乃井 純米吟醸蒼天」、賀正ラベルは「嘉泉 特別純米まぼろしの酒」の2品。いずれも720ミリリットルで、各3,500円。150本限定。正月向け限定酒は、同組合が運営する「東京蔵元だより」ですでに販売を行っている。今月26日~1月12日は、エキュート立川でも販売を予定。