国立市公民館「ビルマ・チベット写真展」-フォトジャーナリストが開く

アウン・サン・スー・チーさん(撮影:山本宗輔)

アウン・サン・スー・チーさん(撮影:山本宗輔)

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 フォトジャーナリストの山本宗輔さんと野田雅也さんの「ビルマ・チベット写真展」が11月17日~22日、国立市公民館(国立市中1)で開催される。

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 山本さんは、はアジアを主なフィールドとするフリーランスのフォトジャーナリスト。1988年からビルマ(ミャンマー)の少数民族問題、民主化の取材を始める。1998年にアウン・サン・スー・チーさんの4度目のインタビュー直後に秘密警察に身柄を拘束され国外追放となるが、その後もタイ国境からの潜入取材を続けている。ビルマの民主化運動を支援する日本の組織「ビルマ市民フォーラム」運営委員でもある。

 野田さんは、世界放浪中にチベットの人々の祈りの姿に魅了されて以来10年にわたり現地の取材を続けているフォトジャーナリスト。昨年のチベット騒乱時にはインド・ダラムサラより現地リポート、その後も2度の潜入取材を行う。今年2月にはチベット難民の亡命ルートであるヒマラヤ山脈のナンパ・ラ(峠)を踏破、迫害を逃れる難民たちの実態に迫った。現在、失われたチベットの50年を描く映像プロジェクトを進めている。

 今回は、山本さんと野田さんが命がけで取材を続けているビルマ(ミャンマー)とチベットで、今なお苦悩する人々の現実を写真で伝える。21日13時からは、山本さんと野田さんがスライドを使ったトークイベントを行い、アジアの現状を伝える(資料代800円)。

 同展実行委員会の一ノ瀬さんは「近年特に政情不安定なビルマ(ミャンマー)とチベット。そこで暮らす人々の現状を写真やスライドを通じて少しでも多くの人に伝えることができれば」と話す。

 開場時間は9時~21時(17日は11時から、22日は19時で終了)。入場無料。

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