昭和記念公園「花みどり文化センター」(立川市緑町)で、7月24日から3回にわたって「みどりのカーテン・エコモニター育成講座」が開かれる。
同講座では、節電への効果的な取り組み方法や、夏を快適に過ごすための緑や公園の楽しみ方などを提案・普及することを目的に、緑のカーテンをテーマにした講座とパネル展示を行う。「震災の影響で電力の供給不足が懸念される中、夏季の節電対策の具体例の一つとして、緑のカーテンが注目されている。緑のカーテンによる各家庭での効果を実感することにより、都市全体における緑化の必要性や大切さの理解につながり、ヒートアイランド現象の緩和にもつながる」と同講座担当者。
当日は、独自の「つながり理論」による環境デザイン、コミュニティーデザインを行う「チームネット」の甲斐徹郎社長が「みどりのカーテンの力と魅力を知ろう、伝えよう!」をテーマに講演。緑のカーテンに取り組む活動を通じて「環境問題、食育、熱環境緩和など幅広い分野」の今日の課題を学びながら実践することを目的に活動するNPO法人「緑のカーテン応援団」の小堺秀治さんと山田千紘さんが「仮設住宅×緑のカーテンプロジェクト」の活動報告も行う。
「受講生にはみどりのカーテン・エコモニターとしてご自宅や職場での緑のカーテンづくりに取り組んでいただき、緑の効果や魅力などを伝えていただきたいと考えている。自宅や職場などで、緑のカーテンづくりに挑戦中の方、震災後の環境保全や生活改善に関心の高い多くの方々に参加していただきたい」とも。
開催日は、同日のほか、8月27日と9月17日。開講時間はいずれも13時30分~16時30分。参加無料。定員25人(事前予約制)。予約はファクス、メールで受け付ける。申し込みの詳細は都市緑化機構ホームページで確認できる。