立川シネマシティ(立川市曙町2)で現在、映画「五日市物語」が上映されている。
「五日市物語」はあきる野市が市制15周年記念事業の一環として製作。7月に開催された「第27回あきる野映画祭」のオープニング作品としても上映された。「豊かな歴史や自然に恵まれた五日市は、まさに『東京のふるさと』とも言える場所。ふるさとの先人が刻んできた歩みを絶えることなく未来へと受け継ぐことが今を生きる私たちの使命。だからこそ古き良き時代の風情が残るまちの素晴らしさを発信することで自然愛や郷土愛を育むために、映画という形に残したいと考えた」と話すのは同市地域産業推進室の青木さん。
同作品には主人公・友里を演じる遠藤久美子さんのほか、田中健さん、布施博さん、夏樹陽子さんらが出演。渋谷の情報収集会社に勤める主人公友里は、テレビ番組の情報収集のため、あきる野市へ。取材を進めていくうちに、五日市の歴史、自然、そこに住む人のパワーに引かれていくが番組が延期になり取材は中止に。しかし、五日市に強い魅力を感じていた友里は、退職し夢だったルポライターとして五日市の素晴らしさを多くに人に伝えようと、泊まり込みで取材活動を始めた。その中でさまざまな人との出会い、興味深い歴史などに引き込まれていき、やがて友里は、五日市が自分にとっての“ふるさと”ではないかと思うようになっていく、というストーリー。
立川のほか、銀座、日の出町の映画館でも現在公開している。「あきる野市民の方にはもちろんのこと、ひとりでも多くの方にご覧いただき、五日市の良さや魅力を感じていただくと同時に自分のふるさとを思い出していただければ」と青木さん。
今月25日まで。