ファーレ立川(立川市曙町2、TEL 042-535-1396=ファーレ倶楽部事務局)は10月13日、「パブリックアートツアー」を実施する。同ツアーは平成6年のオープン時より実施しており、今年で13回目。
ファーレ立川は、立川駅北口の米軍基地跡地に展開し、ホテル、デパート、映画館、図書館、オフィスビルなど、全部で11棟の建物からなる街。イタリア語の「FARE(創る・創造する・生み出すの意)」に立川の頭文字「T」をつけ「FARET」と名づけられたこの街では、109カ所に設置された36カ国・92人のアーティストによるさまざまな作品を楽しむことができる。
ファーレ立川のアートの多くは、換気口、排気塔、機械搬入口、ベンチ、サイン、街灯、車止め、散水栓など、街の機能の一部として活用されていることから、一目でアートだと気づくことができないものも多い。そこで、毎年オープン記念日である10月13日に「パブリックアートツアー」を無料で実施し、市民のアートへの理解を深めている。
「パブリックアートツアー」の見どころは、フィリピンの彫刻作家ロベルト・G・ヴィラヌエヴァさんの作品「隠された神像」。この作品は、通常は「厨子」に納められており、オープン記念日である10月13日のみ「ご開帳」される。
同ツアー担当者は「ファーレ立川のアートは、いつでも目にすることができるし、音を出したり、実際に触れたりできる五感で感じるアートばかり。今年は特に土曜日に開催できるので、平日にゆっくりと時間をかけて見ることができない方々にたくさん参加していただければ」と話している。
実施時間は13時30分~16時30分(集合時間は13時20分)。集合場所は、女性総合センター「アイム」(立川市曙町2)1階ロビー。