第84回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(主催:関東学生陸上競技連盟)が10月20日、昭和記念公園(立川市緑町)で行われた。同園で予選会が行われるのは、今年で8回目。
同予選会には、10月5日に日本青年館で行われた受付時にエントリーした42大学、約500人の選手が出場した。予選会の出場資格は、今年度関東学生陸上競技連盟男子登録者で予選会と箱根駅伝本大会出場回数が通算4回未満の者であり、昨年1月1日からエントリー前日までに、チームの全員が5,000メートル17分以内または1万メートル35分以内の公認記録を有する者であることが条件となっている。
予選会の競技方法は、まず、午前8時30分に全員一斉で陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし20キロを走る。各校上位10人の合計タイムで1~6位を決定し、7位以下は、5月に実施された関東インカレの長距離走だけでなく、跳躍、投てき競技などを含めた総合順位とエントリー数をポイント化し、換算した「アドバンテージタイム」を差し引いて順位を決定する。
今回は、1位中央学院大、2位帝京大、3位城西大、以下、山梨学院大、大東文化大、神奈川大、国士舘大、東京農業大、法政大が予選を通過し、来年1月2日、3日に行われる第84回箱根駅伝への出場権を獲得した。また、予選会敗退校の中から、個人成績の上位選手は、「関東学連選抜チーム」として箱根駅伝本戦出場者としての選考対象選手となる。
主催者は「立川で予選会を実施するのは今年で8回目だが、このコースは平坦なコースで選手が走りやすいコースとなっている。ここで出した結果を自信にして本戦に臨んでほしい」と話している。